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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic2チーム海鳴〜Prologue for Episode W vol.2〜
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えない小ささと可愛らしさ、それでいていつも元気いっぱいなあなたが好きです。友達からで良いので付き合って下さい」

「ぶふっ!?」

「それ、アリシアが男子校の2年から受けた告白・・・」

アリシアだっていつまででも小さいわけじゃない。まぁ私よりはまだ小さいけど。そんなアリシアに先日、聖祥中学男子校の生徒が告白した。もちろんアリシアは断ったんだけど、初めての真剣な告白ということもあってその話をされると、顔を真っ赤にして狼狽する。

「モテモテで羨ましいですな〜♪」

ルシルの反撃を受けたアリシアとアリサは「ぅぐぐ・・・」さらに手痛い反撃を警戒して黙った。ルシルは「情報収集では俺には勝てないよ」と言って笑い声を上げた。

「一体どこから仕入れたのよ・・・!」

「アリサ姐さんについては、ヴァイスから直接だな。仕事でクラナガンに降り立った時、非番だった彼に会ってさ。そこで妹、ラグナの目について経過報告を受けたんだ」

「そ、そう。シグナムからも聞いてるけど、ラグナの目、何も問題ないんでしょ?」

「ああ、俺もヴァイスからそう聴いたぞ。治療のお礼に昼食を奢ってもらった」

「しかし、妹を誤射したというトラウマは拭えず、ヴァイスはスナイパーから離れヘリパイロットに従事するようになってしまった。今では私と同じ首都航空隊の一員だ」

シグナムが寂しそうに言った。身内を誤射してしまったことで武器を置いた武装隊員。その話は、アリサ姐さんの話をすでに聞いていたこともあって感情移入が出来た。実際に私はお姉ちゃんであるアリシアの誤射を受けたこともあるし。アリシアは何とか立ち戻ってくれたけど、やっぱり身内を撃っちゃうとダメな人も居るんだよね・・・。

「わ、わたしの告白のことについては誰から聞いたの・・・?」

「それはアイリからだ。いや普通アイリに話したら俺にも話が行くと思わないか?」

「くぁー! そうだったー!」

私が背後から抱っこしてるアリシアが暴れるから「アリシア、動かないで」注意する。アリシアの魔導師ランクもいよいよ陸戦Aに入ったけど、それでもまだ自力で空は飛べないからこうして誰かに運搬してもらわないといけない。以前まではアルフの役目だったけど、アルフはもう前線から離れたから、今は私が運搬役だ。

「お、見えてきたな。あそこが観測基地や」

しばらくの飛行を続けて、ようやく見えてきた最初の目的地。基地手前で降り立ってエントランスの方を見ると、「遠路お疲れ様です!」2人の局員が私たちを敬礼して出迎えてくれた。男の子と女の子って外見で、たぶん私たち学校組の年齢である15歳から2つ3つ年下かも。

(う〜ん・・・、男の子の方は、初めて会ったはずなのに、どこかで会ったような既視感が・・・)

「本局・管
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