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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第16話
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そうよ。―――――『ハーメルの民達の無念を切り捨てたエレボニアは勿論ですが、私達リベールも”空の女神”御自身がこのゼムリア大陸に降臨した今こそ”空の女神”にエレボニアとリベールが犯した罪を告白し、償う時だと思うのです。』、とね。」
「それは………………」
「……アリシア女王陛下は国内に混乱が起きる事を承知の上で、”ハーメル”の民達の無念を晴らそうとされているのですか…………」
「………アリシア女王は”ハーメルの悲劇”を秘匿した事すらも、責任に思っているのか……それに比べて国の立場を守る為に”ハーメルの悲劇”を闇に葬る事を決めた私は何と愚かな皇だ……」
「陛下………御自分ばかりを責めないで下さい。」
「「「………………」」」
オリヴァルト皇子の問いかけに答えたレンの説明を聞いたセドリック皇太子は複雑そうな表情をし、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏い、辛そうな表情で肩を落としているユーゲント三世をプリシラ皇妃は慰め、レーグニッツ知事とクレア大尉、アルフィン皇女は辛そうな表情で黙り込んだ。
(案外本人がその話を聞かされても、『ただの新妻』にそんな事を言われても困るって言いそうだけど。)
(さ、さすがにそれはないと思いますよ、フィーちゃん……?)
(………そうかしら?あのふざけた女神だと本当にそう答えそうで洒落になっていないわ。)
重苦しい空気になっている中ジト目になったフィーの小声を聞いたエマは冷や汗をかき、セリーヌは疲れた表情をし
(”実物”を知っている身とすれば、色々と複雑ね……)
(だよなぁ?頑なに”空の女神”扱いされる事を嫌がる自称”ただの新妻”だぞ?)
サラ教官とトヴァルはそれぞれ疲れた表情で小声で会話をしていた。
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