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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第16話
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くれました。」

「何……!?ラウラ、その話は本当なのか?」

オリヴァルト皇子の問いかけに答えたリィンの話を聞いたアルゼイド子爵は驚きの表情でラウラに尋ねた。

「―――はい。先程離宮の際に私が使っていた魔剣――――”スウァフルラーメ”。エイドス殿より賜りし魔剣です。」

そしてラウラは”スウァフルラーメ”をその場にいる全員に見えるようにデスクに置いた。



「!これは…………」

「ふえええっ!?よ、よくわからないけどその剣、凄い力を秘めているって事がわたしでもわかるよ……!?」

「わ、わたくしもですわ……エリスは?」

「はい、私もその剣から凄まじい魔力を感じます。」

「一体どんな材質でできているんだ……?リィン君達が持っている武具―――”匠王”によって創られた武具すらも霞む程で並ぶとしたら、リィン君の”太刀”ぐらいだと思う……」

改めて見た事によって魔剣から感じる凄まじい霊圧を感じたアルゼイド子爵や初めて見るトワ達が驚いている中、ジョルジュは興味深そうに魔剣を見つめていた。



「うふふ、よかったじゃない。空の女神から魔剣を貰えるなんて剣士として光栄でしょう?」

「え、ええ。確かにそうなのですが…………」

レンの指摘を聞いたラウラは困った表情をし

「エイドス本人は在庫処分ができて大助かりだって、言ってたけどね〜。」

「ミ、ミリアムちゃん!」

「よりにもよってその言葉を皆さんの前で言ってはいけませんよ……」

「いい加減空気を読むという事を覚えろ。」

ミリアムが呟いた言葉を聞いたクレア大尉は慌て、セレーネは疲れた表情で指摘し、ユーシスは呆れた表情で指摘した。



「え、えっと……?」

「ざ、”在庫処分”ですか……?」

「これほどの魔剣をそんなぞんざいな扱いをするとは……空の女神(エイドス)とは一体どういう人物なのか、気になってきましたわ。」

「わ、私も思いました……」

ミリアムの言葉を聞いたアルフィン皇女とエリスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、シグルーンとエリゼは目を丸くし

(クスクス、どうやらエステルの性格を遥かに強化した性格のようね♪)

(ハハ……エステル君の先祖だけあって、さすがだな……)

ある程度エイドスの性格を察したレンはからかいの表情になり、オリヴァルト皇子は苦笑した。



「それで……話を戻すがこのゼムリアに降り立った空の女神(エイドス)とリベールが第12項の件を要求したのとどう関係があるのだい?」

「シルヴァンお兄様から聞いた話なんだけど、空の女神(エイドス)がこのゼムリアの地に降り立った事を知ったアリシア女王自身がクローディア姫達やシルヴァンお兄様達の前でこう言った
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