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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第16話
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所属していたと聞いているが……その時彼女は”星の在り処”を演奏した事はなかったかい?」

「そ、そう言えば……!確かにプリネ、”星の在り処”を演奏した事があります……!あの時は何で他国の皇女のプリネがエレボニア帝国内でしか流行っていなかった昔の曲を知っているのかと疑問に思っていましたけど……」

「うふふ、それもカリン・アストレイという”魂の記憶”なのでしょうね。」

オリヴァルト皇子の問いかけを聞き、ある事を思い出したエリオットの言葉に続くようにレンは口元に笑みを浮かべて言った。

「―――それと知事閣下。先程”転生”について疑問を持っているが……それは真実だ。実際、その”転生”によってリウイ陛下の”初代の正妃”の魂を宿したクロスベルのマクダエル議長の孫娘はリウイ陛下の正妃になれたと言っても過言ではないだろう。」

「な―――――」

「ええっ!?リウイ陛下の正妃になれたマクダエル議長の孫娘というのは、まさかイリーナ皇妃の事ですか!?」

「なるほどね〜。道理でボク達の情報網に引っかからないはずだよ〜。」

「さすがに伝承としか思えない出来事を信じるような調査は現実的に考えて不可能ですものね……」

オリヴァルト皇子の口から語られた驚愕の事実にユーゲント三世は絶句し、プリシラ皇妃は驚き、ミリアムの言葉を聞いたクレア大尉は苦笑していた。



「話を戻すが……―――レン姫。”ハーメルの悲劇”を世界中に公表してしまえば、貴国と同盟を結んでいるリベールにも混乱が生じる事は承知の上なのですか?」

その時話を戻したアルゼイド子爵は真剣な表情でレンに問いかけ

「うふふ、承知も何も”リベール王国自らの申し出”なんだけどねぇ?」

レンは意味ありげな表情でリィン達を見回し、驚愕の事実を口にした!


「え……………………」

「!!」

「リ、”リベール王国自らの申し出”って……!」

「まさかアリシア女王陛下達は”戦争回避条約”の件も知っているのかい?」

レンの答えを聞いたアルフィン皇女は呆け、ユーゲント三世は目を見開き、マキアスは信じられない表情をし、オリヴァルト皇子は真剣な表情で尋ねた。



「ええ。シルヴァンお兄様達がリベールに”ハーケン門”のメンフィル軍の通行の許可を取りに行った際にアリシア女王自らが通過の許可を出す代わりにその条約を追加するように要求したそうよ?」

「何ですって!?」

「アリシア女王陛下が……」

「……何故女王陛下はそのような要求をしたのですか?自国が混乱に陥る事は目に見えているでしょうに……」

レンの説明を聞いたサラ教官は声を上げ、セドリック皇太子は呆け、アルゼイド子爵は驚きの表情で尋ねた。



「うふふ、それを答え
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