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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第16話
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よね!?な、何でなの!?」
「……プリネは”英雄王”と”闇の聖女”と血が繋がっている正真正銘のメンフィル皇女だよね?なのにどうしてエレボニア帝国の滅びた村に住んでいたの?」
オリヴァルト皇子の話を聞いたアルフィン皇女やクレア大尉、ミリアムはそれぞれ驚きの表情で声を上げ、フィーは不思議そうな表情をした。
「……確か君達はメンフィルの本国―――つまり異世界に”特別実習”に行った時、”転生”について教えられたとの事だね。」
「え、ええ……―――!ま、まさか……!?」
「プリネがエステルみたいに既に死んだ人物―――”ハーメルの悲劇”によって無念の死を遂げた人物の魂が宿っているというのですか!?」
オリヴァルト皇子の話を聞いてある事を察したリィンとサラ教官は目を見開き
「――――カリン・アストレイ。ヨシュア君の姉にしてレーヴェ君とはいつ恋人同士になってもおかしくない間柄の女性だったそうだ。」
「”カリン”……プリネのミドルネームにもあった名前だな……」
「 プ、プリネにヨシュアさんのお姉さんの魂が…………」
「嘘だろ、オイ……」
「……なるほど。あのレーヴェ様がプリネ様と恋仲の関係である事にようやく納得がいきましたわ。」
プリネの正体を知ったガイウスは考え込み、マキアスは呆然とし、トヴァルは疲れた表情をし、シャロンは納得した様子で呟いた。
「えっと、その転生だったっけ?プリネに”漆黒の牙”のお姉さんが宿っている証拠とかあるの?」
「殿下には失礼かと思いますが、”転生”等、正直夢物語のようにしか思えないのですが……」
その時ある事を疑問に思ったミリアムは不思議そうな表情で尋ね、レーグニッツ知事は戸惑いの表情でオリヴァルト皇子を見つめた。
「……彼女が自らに秘められる魂の力を解放するとヨシュア君と同じ漆黒の髪と琥珀の瞳になる。ヨシュア君の話によると生前のカリンさんはヨシュア君と同じ漆黒の髪と琥珀の瞳だったそうだ。」
「あ……っ!」
「……そう言えばプリネが凄まじい力を解放した時に髪や瞳の色が変わったな……」
「―――ヨシュアと同じ漆黒の髪と琥珀の瞳だったね。」
オリヴァルト皇子の説明を聞いてある事を思い出したアリサは声を上げ、ラウラとフィーは考え込む動作で呟いた。
「そして生前のカリンさんはハーモニカで”星の在り処”を二人の前で奏でていたという。」
「ええっ!?ほ、”星の在り処”って言ったら昔エレボニア帝国内で流行った曲ですよね!?」
「わ、私も知っています……確か他国にはあまり知られていない曲のはずですが……」
オリヴァルト皇子の口から予想外の話が出るとトワとエリスは驚き
「確かプリネ姫は吹奏楽部に
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