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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第15話
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われる兵器なのは認めるけど、所詮はたった一体の人形兵器。”神”や”魔神”の圧倒的な”力”と比べれば大した事はないでしょう?」

「実際”魔神”であるベルフェゴールさんやヴァレフォルさんも”蒼の騎神”相手に圧していましたね……」

「やれやれ……さすがに比較対象がおかしいと思うんだけどねぇ。」

レンの指摘を聞いたエマは複雑そうな表情をし、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟いた。



「あ、あの……レン姫。わたくしはどうなるのでしょうか……?」

その時セレーネが不安そうな表情で尋ね

「悪いけどセレーネも退学してもらうわ。養子縁組で遠縁とはいえ、セレーネもメンフィル皇族の一員だし。退学後は将来クロイツェン州の統括領主になるリィンお兄さんの秘書を務めてもらう為にリィンお兄さんと一緒に勉強してもらう事になるわ。リィンお兄さんの”パートナードラゴン”なんだからそっちの方がいいでしょう?」

「……わかりましたわ。」

レンの答えを聞くと重々しい様子を纏って頷いた。



「……”殲滅天使”のお姫さん。俺から質問があるがいいか?」

その時トヴァルが真剣な表情でレンを見つめて尋ねた。

「何かしら?」

「この第12項に書いてある内容をエレボニア帝国が実行したらエレボニアだけでなく、メンフィルと同盟を組んでいるリベールにまで混乱が起きる可能性が考えられるぞ?」

「ッ!!」

「第12項って…………」

「『”百日戦役”の”真実”―――――”ハーメルの悲劇”を世界中に公表する事』、か。」

「先程のレン姫の話にも出てきましたが……」

トヴァルの質問を聞いた瞬間ユーゲント三世は息を呑み、エリオットは目を丸くして条約が書かれてあるコピーの書類を読み直し、ガイウスは静かな表情で呟き、レーグニッツ知事は戸惑いの表情をした。



「”百日戦役”…………12年前に起こったリベールとの戦争の件か。」

「”百日戦役”の”真実”――――”ハーメルの悲劇”って一体どういう事なのよ……?シャロンは何か知っている?」

「…………それは………………」

ラウラは考え込み、アリサに視線を向けられたシャロンは複雑そうな表情で言葉を濁した。



「………………―――わかった。ちょうどいい機会だ。”ハーメルの悲劇”の内容をみんなにも伝える。」

「……よろしいのですか、殿下?」

オリヴァルト皇子の答えを聞いたアルゼイド子爵は静かな表情でユーゲント三世に視線を向けた後オリヴァルト皇子に問いかけた。

「どの道メンフィルとの戦争を避けるために判明してしまう事だ。そうですよね、父上?」

「…………うむ。包み隠さず全てを話して構わん。―――女神も許し難き所業であるエレボニアが
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