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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第15話
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は今年度限りで女学院を退学し、その後私達―――専属侍女長達の研修を受けてからレン姫に仕える事になり、期間はアンゼリカ様の件同様レン姫が成人するまでです。」

「なっ!?」

「お、”汚名返上”って……!」

「他国の皇女に仕えた事がそんなにも気に入らなかったのかよ!?」

「そ、そんな…………」

「っ!レン姫!せめて女学院の卒業まで待てないのですか!?卒業まで伸ばした期間を卒業後レン姫に仕えた際に伸ばす事はできないのですか!?」

セレーネの質問に答えたレンとエリゼの話を聞いたレーグニッツ知事とアリサ、トヴァルは厳しい表情をし、アルフィン皇女は辛そうな表情をし、リィンは真剣な表情でレンを見つめて問いかけた。



「いいのです、兄様。レン姫の……メンフィル帝国の言い分は何一つ間違っていません。全ての非は姉様やリウイ陛下に忠告されていながらも、姫様との”線引き”が未熟であった私にあるのです。私の救出の為に動いて頂いた上寛大な処分にして頂いたメンフィル帝国に恩を報いる為にも、私はメンフィル帝国の処分を受け入れる所存ですし、既にこちらに来る前にユミルに戻って父様達にも今年度で女学院を退学する事を伝えました。」

「エリス…………」

「ごめんなさい、エリス……!わたくしのせいで学院を去る事に……!ううっ…………!」

「すまぬ……私達エレボニア皇族が不甲斐ないばかりに、お主に辛い選択をさせてしまった……」

「姫様……陛下……私の事は気にしないで下さい。私の場合は自業自得なのですから……」

「……………………」

「アルフィン………」

エリスの答えを聞いたリィンは辛そうな表情をし、アルフィン皇女は涙を流しながら頭を深く下げるユーゲント三世と共に謝罪してエリスに慰めの言葉を送られ、その様子を見ていたオリヴァルト皇子は重々しい様子を纏って黙り込み、プリシラ皇妃は悲痛そうな表情をしていた。



「ああ、それと。退学で思い出したけどリィンお兄さんも今年度限りでトールズ士官学院を退学して、クロイツェン州の統括領主として色々学んでもらう為にクロイツェン州の”臨時統括領主”であるレン達の元で”統括領主”としての勉強をしてもらうからね。」

「!?」

「ええっ!?リ、リィン君まで!?」

「何ですって!?理由は何よ!?」

レンの話を聞いたリィンは目を見開き、トワは驚き、サラ教官は厳しい表情で尋ねた。



「逆に聞くけどそもそもリィンお兄さんがトールズ士官学院に入学した一番の”理由”は何だったのかしら?」

「リィンがトールズ士官学院に入学した一番の理由……」

「あ、もしかして……!」

「―――プリネ様の”護衛”ですわね。」

レンの問いかけを聞いたガイウス
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