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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第15話
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ジョルジュは目を伏せて黙り込み、アリサは複雑そうな表情をした。
「レン姫に感謝するならエリスさんもそうですわね。」
「え…………ど、どういう事ですか!?」
シグルーンがふと呟いた言葉が気になったリィンは血相を変えた。
「姫様……大変心苦しいのですが姫様の付き人は本日限りで辞めさせて頂きます……それがメンフィル帝国の私に対する”処分”の一つでもありますので……」
「え……ど、どういう事、エリス!?」
「!まさか……ユミル襲撃の責任をエリスにまで押し付けたの!?」
エリスに謝罪されたアルフィン皇女は驚き、サラ教官は厳しい表情でレンを睨んだ。
「押し付けるだなんて、心外ね。ユミル襲撃の件で話し合っている時にユミルが襲撃されたのはアルフィン皇女と”親しすぎた”エリスお姉さんにも責任の一端があるという声もあったのよ。夏至祭の件でエレボニア皇族の傍にいれば危険がある事を自分自身で体験したにも関わらず、アルフィン皇女と一緒にユミルに帰省したんだから。その結果、例の襲撃が起こったじゃない。」
「それは…………っ……!」
「ひ、酷すぎるよ……!」
「アルフィンの場合はアルフィンにも非がありましたからアルフィンに責任を負わせる事は仕方ありませんが、巻き込まれただけの被害者であるエリスさんにまで責任を押し付けるなんて、間違っていますよ……!」
「確かに言っている事に間違いはありませんが、外交問題にお二人の友情まで利用するのはどうかと思われますが……?」
レンの正論に反論できないリィンは唇を噛みしめ、エリオットは不安そうな表情で呟き、セドリック皇太子は悲痛そうな表情で声をあげ、アルゼイド子爵は厳しい表情でレンを見つめ
「――――申し訳ございません、殿下……っ!それにエリスも本当に済まない……っ!父のせいで……!」
「ユーシスさん…………」
「……………………」
ユーシスに頭を下げられたアルフィン皇女とエリスは辛そうな表情をした。
「レン姫……先程シグルーン中将閣下が仰った”エリスお姉様がレン姫に感謝する”という言葉はどういう意味ですか?」
「ああ、その事ね。―――アルフィン皇女と親しすぎるエリスお姉さんの行為はシュバルツァー家のメンフィル帝国に対する忠誠心を疑わせるような行為だという声もあってね。その際にパパやイリーナママ、それにシルヴァンお兄様達がエリスお姉さんの事を庇ったのよ。で、アルフィン皇女の付き人を即辞める事は当然として、”汚名返上”をする機会を与えてあげる事にしたのよ。―――――メンフィル皇族であるレンの専属侍女として仕える事でね。レンも専属侍女がいなかったし、エリスお姉さんとも知らない仲じゃないから、了承したのよ。」
「ちなみにエリス
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