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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第14話
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…あんな兵器がエレボニア全土で猛威を震えばエレボニアは…………」

「わたくしがユミルにいたせいで、あのような存在までもがゼムリア大陸に姿を現す事になったのですね………………」

「アルフィン…………」

レーグニッツ知事は表情を青褪めさせて身体を震わせ、セドリック皇太子とアルフィン皇女は悲痛そうな表情をし、プリシラ皇妃はアルフィン皇女を心配そうな表情で見つめていた。



「クッ…………!レン姫。何故ユミル襲撃を含めた貴族連合が犯した数々の愚行に、メンフィル帝国はエレボニア帝国に対してそこまで怒りを抱くのだ……!?彼らの話によるとユミルの被害は奇蹟的にも軽微で、死傷者は一人も出ていない上、誘拐されたシュバルツァー兄妹は傷一つなく戻って来たのに、何故……!」

唇を噛みしめて身体を震わせていたユーゲント三世は厳しい表情でレンを見つめて問いかけたが

「あら、自作自演で”ハーメルの悲劇”を起こしたエレボニアがメンフィルの怒りを攻めるなんて、傲岸不遜だと思うのだけど?ユミル襲撃は”ハーメルの悲劇”と違って、正真正銘”他国の襲撃”によるものなのだから。」

「っ!!それは………」

「陛下……」

「うわっ。そこであの件を持ってくるなんて、卑怯だよ〜……」

「”ハーメルの悲劇”……?一体何の事だ……?」

「ハ、”ハーメル”……?どこかで聞き覚えがあるような……?」

「エレボニア帝国の自作自演と言っていたが……一体何の事だ?」

意味ありげに笑みを浮かべたレンの指摘を聞いた瞬間辛そうな表情で肩を落とし、そんなユーゲント三世をプリシラ皇妃は心配そうな表情で見つめ、ミリアムは疲れた表情をし、レーグニッツ知事とセレーネは戸惑い、ガイウスは不思議そうな表情で首を傾げ

「ハハ……ここぞとばかりに痛い所ばかりついてくるね…………」

「兄上……?」

「……お、お兄様……?何か知っているのですか……?」

疲れた表情で呟いたオリヴァルト皇子の様子が気になったセドリック皇太子は戸惑い、アルフィン皇女は不安そうな表情で尋ねた。



「さてと。―――そろそろみんながお待ちかねのエレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する条約を発表するわね♪エリゼお姉さん、例の条約が書かれてあるコピーをみんなに配って、ユーゲント皇帝陛下には”本物”の方を渡してあげて。シグルーンお姉さんも悪いけどエリゼお姉さんを手伝ってくれないかしら?」

「――――かしこまりました。」

「御意。」

そしてエリゼとシグルーンはリィン達にそれぞれ”戦争回避条約”が記されてある書類を配った。



「………………なっ!?」

「こ、これは……!」

「そ、そんな…………」

「姫様…………」

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