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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第14話
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震わせるエリスとアルフィン皇女を見たリィンとプリシラ皇妃は辛そうな表情をし

「フフ、エリスさん。貴女が罪悪感を感じる必要はありませんわ。今回の件はユミル襲撃に対する”報復”ですから、貴女が誘拐された事は関係していませんわ。別に今回の襲撃を実行しなくても貴女の救出は可能だったのですよ?」

シグルーンは微笑みながらエリスに慰めの言葉を送った。



「……それでオルディスとバリアハートの制圧をする話にもありましたが、そちらの方も完了したのでしょうか?」

「ええ。それにしても領邦軍って本当に諦めの悪いお馬鹿な人達よねぇ?報告によると、バリアハートとオルディスの守備隊は誰も降伏する事なく一人残らず殺されたらしいし♪」

「…………ッ………!それで……父上達はどうなったのでしょうか……?」

「ユーシス…………」

シャロンの質問に答えたレンの話を聞いて辛そうな表情で身体を震わせながらレンに問いかけるユーシスをガイウスは心配そうな表情で見つめた。



「勿論拘束して、今は占領した領邦軍の詰め所の地下牢に放り込んだとの事よ♪近日中に本国に更迭する予定になっているわ。」

「領邦軍の詰め所の地下牢と言えば、以前のバリアハートでの特別実習で領邦軍に囚われたマキアスさんが幽閉されていた場所でしょうね……」

「……………………」

レンの話を聞いてある事を思い出したエマとマキアスはそれぞれ複雑そうな表情をし

「ああそうそう。一つ言い忘れていたわ。オーロックス砦は”消滅”したわよ♪」

「………え………………」

「何ですって!?」

「しょ、”消滅”って……!」

レンの答えを聞いたユーシスは呆然とし、サラ教官は厳しい表情で声をあげ、エリオットは表情を青褪めさせた。



「うふふ、今その証拠を見せてあげるわ♪」

そしてレンはある映像をリィン達に見せた。するとオーロックス砦の上空に”歪竜”が姿を現す画面が映った。

「な、何あれ〜〜〜!?」

「まさか……”竜”!?」

”歪竜”を見たミリアムは混乱し、セリーヌは目を細めて声を上げた。すると”歪竜”のエネルギー波によってオーロックス砦が消滅する映像へと変わった!



「……あ…………」

「オ、オーロックス砦が…………っ!」

「………”消滅”したね。それもガレリア要塞と違って、跡形もなく。」

「何て威力だ……こんなの現存の兵器では絶対に不可能だよ……」

「幾ら”竜の息吹(ドラゴンブレス)”が強力だからと言って、あれ程の威力を出す等、ありえませんわ……!」

オーロックス砦が消滅する瞬間を見たユーシスは呆然とし、マキアスは信じられない表情で声をあげ、フィーは目を細めて呟き、ジョルジュとセ
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