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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第12話
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レーグニッツ知事に問いかけるレンをラウラは厳しい表情で見つめ

「そのような事はしませんっ!私は心からあの娘の幸せを願っているのですから!」

「父さん……」

真剣な表情で反論するレーグニッツ知事をマキアスは驚きの表情で見つめていた。



「うふふ、話を戻すわね?”戦争回避条約”の中にもアルバレア公爵夫妻、カイエン公爵夫妻並びにそれぞれの家の長男、そして先日リフィアお姉様が処刑したアルティナ・オライオンと”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダをメンフィルに引き渡す事があるわ。」

「な―――結社の”蛇の使徒”までメンフィルに引き渡すだと!?」

「え…………ね、姉さんまで!?ま、まさかエリスさんの誘拐の件ですか………!?」

「…………ヴィータもメンフィルのターゲットに入っているのね……」

レンの答えを聞いたトヴァルは驚き、エマは表情を青褪めさせ、セリーヌは複雑そうな表情で呟いた。

「”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダに関しましてはレオンハルト少佐の時同様メンフィルに忠誠を誓うのならば命は助けて、ある程度の自由は許す所存ですよ?彼女に関しましては魔術師としての腕前はそれなりにある上、歌姫でもあったのですから、色々な方法でメンフィルの”利”を生み出す事もできるでしょうし。」

「……………それは…………」

「あのヴィータが負けた相手に忠誠を誓うなんて、どう考えてもありえないわね。」

シグルーンの説明を聞いたエマは複雑そうな表情をし、セリーヌは呆れた表情で呟いた。



「そうそう、”白兎(ホワイトラビット)”の貴女と”氷の乙女(アイスメイデン)”のお姉さん、後はレーグニッツ知事もルーファス・アルバレアの死を悲しんだ方がいいと思うわよ?」

「……元々私は相手が”貴族派”であろうと彼の死を悲しんでいますが、何故彼女達まで………」

「え…………それは一体どういう意味ですか!?」

「!まさか……ルーファスお兄さんも”そう”だったの?」

レンの指摘が一瞬わからなかったレーグニッツ知事は戸惑い、クレア大尉は呆けた後血相を変え、ある事に気付いたミリアムは真剣な表情で尋ねた。



「ちょ、ちょっと待ってください!?ま、まさかとは思いますがルーファスさんは……!」

「”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人だって言うの!?」

ある事を察したマキアスとサラ教官は信じられない表情で声を上げ

「大正解♪――――”鉄血宰相”から与えられた二つ名は”翡翠の城将(ルーク・オブ・ジェイド)”。”紫電(エクレール)”のお姉さんの推測通り”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人……――それも”筆頭”だったのよ♪」

レンは笑顔で驚愕の事実を答えた!
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