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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第12話
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こしてエレボニア帝国全土を戦乱の地へと変え、挙句の果てには関係のないメンフィルまで巻き込んで外交問題に発展させた貴族連合に加担したんだから、エレボニアでも”極刑”の判決が出て当然でしょう?エレボニアの手間を省いてあげたのに、どうして怒るのかしら♪」
「だからと言って、我が国に何の一言もなく貴族の当主の方々を処刑するのは余りにも非道ではないでしょうか……!?それに我が国ではそんな簡単に”極刑”の判決は出ません!」
レンの話を聞いたレーグニッツ知事は反論をしたが
「あら、まさか”鉄血宰相”の盟友であり、過去の経緯から貴族を憎んでいると思われるレーグニッツ知事からそんな言葉が聞けるとはね。ちょっと驚いたわ。」
「え……レーグニッツ知事が貴族を……?」
意外そうな表情をしているレンの答えを聞いたセドリック皇太子は呆け
「うふふ、どうやらその様子だと初耳だったみたいね。―――――レーグニッツ知事はね。かつて可愛がっていた姪が自分の部下である貴族の子息と恋愛関係になって婚約までしたんだけど、”平民”だからっていう理由で婚約した相手の貴族の家族やその周囲は猛反対してね。その結果レーグニッツ知事の姪は嫌がらせの手紙を山ほど受け取った上、最後は婚約した貴族の子息に裏切られて、川に身を投げたのよ?」
「レン姫!他人の過去を勝手に口にするなんて、本人達に対して余りにも失礼だと思われます!」
「そ、そんな…………」
「レーグニッツ知事閣下にそのような過去があったなんて……」
レンが説明をするとリィンは声を上げて指摘し、セドリック皇太子はアルフィン皇女と共に悲痛そうな表情をした。
「……………今の話は
真
(
まこと
)
か?レーグニッツ。」
「……はい。ですが陛下。何も私は全ての貴族を憎んでいる訳ではありません。それに自殺したと思っていた姪は奇蹟的に生きており、メンフィル皇家の分家の当主の方に見初められ、その方の正妻として今でも幸せに生きています。」
ユーゲント三世に問いかけられたレーグニッツ知事は静かな表情で答え
「え……それじゃあ知事閣下はメンフィル皇家の分家の方達と親類関係にあるのですか……!?」
プリシラ皇妃は信じられない表情でレーグニッツ知事を見つめた。
「レーグニッツ知事の姪――――フィオーラ・レーグニッツがメンフィル皇家の分家の一つの当主の正妻である事は否定しないけど、それがどうしたの?”今更”そんな事が判明した所で状況は変わらないわよ。それとも最悪姪の家族関係に亀裂が入らせる可能性があるとわかっていて、可愛い姪を利用してでもメンフィルとエレボニアの外交問題を解決するつもりなのかしら?」
「さすがにそれは言い過ぎかと思われます、レン姫……!」
不敵な笑みを浮かべて
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