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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第12話
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味ありげな表情でユーゲント三世を見つめ

「……うむ。だがその前に…………――――此の度は誠に申し訳なかった。私達エレボニア帝国の内戦に、エレボニア帝国とは無関係である貴女達メンフィル帝国を巻き込んでしまった。謝罪して済む問題でない事は重々承知しているが、謝罪させて頂きたい。勿論メンフィルが求める賠償や要求も全て呑む所存だ。」

「本当に申し訳ございませんでした……!」

「申し訳ございませんでした……!わたくしがユミルに滞在しなければ、あのような出来事は起こらなかったというのに……!」

「我が国の内戦に貴国まで巻き込んでしまい、本当に申し訳ございません、レン姫……!」

「メンフィルとエレボニアの国家間の関係の修復の為にプリネ姫達の留学を依頼しておきながら、このような結果になってしまい、本当に申し訳ない……!」

「……陛下達の責任ではございません。全ては父―――いえ、”アルバレア公爵家”の責任です!”アルバレア公爵家”はどうなっても構いません!当然父達や俺も処刑して構いません!その代わりせめてエレボニア帝国や皇族の方達には寛大な処分をお願いします……!」

「レン姫、何卒エレボニアに御慈悲をお願いします……!」

エレボニア皇族達に加えてユーシス、レーグニッツ知事もそれぞれ頭を下げてレンに嘆願した。



「陛下…………」

「姫様…………」

「ユーシス…………」

「父さん……」

その様子を見ていたアルゼイド子爵は複雑そうな表情をし、エリスとリィン、マキアスは辛そうな表情をした。

「今更謝った所で正直”意味がない”から、別にレンに謝らなくてもいいわよ。」

「い、”意味がない”って……!」

「陛下達の思いを無下にするのは幾ら何でも陛下達に失礼ではないでしょうか……!?」

呆れた表情をしたレンの非情とも思える指摘を聞いたアリサとラウラは厳しい表情でレンを睨んだ。



「うふふ、”これ”を見てもまだそんな事が言えるのかしら?エリゼお姉さん、昨日のリフィアお姉様の演説の様子を録ったデータを見せてあげて。」

「―――かしこまりました。」

「私も手伝うわ、エリゼ。」

そして異空間から映像を見せる導力機等を取りだしたレンの指示によってエリゼとシグルーンはそれぞれ用意をした後、帝都ミルスで民達を前に演説をするリフィアの映像をリィン達に見せた。



「こ、これは……!」

「み、みんな、滅茶苦茶怒っているよ……」

「――――もはや民達もエレボニア帝国を滅ぼすべき”敵”と見てますわね……」

「はい………まさかこれ程だったとは……………」

「そ、そんな……」

「これがメンフィルの”怒り”か…………」

「話には聞いていた
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