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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第11話
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ルとの和解をする条件を提示しにアンタ達に接触するって話なんでしょう?」
「そう言えば、そんな話もあったね。」
「”殲滅天使”が来る時点で、絶対まともな内容じゃないと思うね。”四大名門”にも平気で脅迫するくらいだし。」
「フィー、さすがにそれは言い過ぎだぞ。」
それぞれ重苦しい空気を纏っている中呆れた表情で声を上げたセリーヌの言葉に我に返ったジョルジュはある事を思い出し、ジト目で呟いたフィーにラウラは複雑そうな表情で指摘した。
「フム……レン君が来るまでに聞こうと思っていたのだが、いまだ戦の”焔”が燃え広がり、混迷を極めるこの帝国の地で―――君達”Z組”や、士官学院はこれからどうするつもりだい?」
「あ……」
「まさにその話をしている最中でしたが……」
「…………それは…………」
オリヴァルト皇子の問いかけに対し、リィン達は互いの顔を見合わせ、答えに詰まったがやがてリィンが代表して答えた。
「―――この内戦は、帝国全体の問題……当然、学生の身である自分達に解決することなど叶いません。でも……俺達は実習を通じてこの国のままならない”現状”に何度もぶつかってきました。そんな俺達―――”Z組”なら。”現状”を少しでも良くする手伝いができるのではないか……そんな風に思えて来ました。」
「リィン君……」
「ふむ……」
「……………………」
リィンの言葉にトワは明るい表情をし、アルゼイド子爵とオリヴァルト皇子はリィンの目をジッと見つめた。
「クロウと決着をつけることも含めて……自分達にはそれぞれ、集まった”理由”があります。それらを成し遂げるためにも―――この”現状”を良くしていきたい。たとえ内戦の状況がどんなに厳しくなったとしても……今、自分達に手伝えることは最大限の努力をもって成し遂げたい。それが自分の―――自分達”Z組”の総意です。」
「うん……そうだね!」
「私達も同じ気持ちです。」
「それぞれ身分や立場の違いはありますけど……」
「いや、だからこそ僕達にしかできないことがあるはずだ。」
「何より、この帝国に存在する”大切なもの”を護るためにも。」
「そして、この内戦に自分なりの”答え”を見出すためにもな。」
「うん、己の道を信じて進んでゆくのみだろう。」
「わたくし達はずっとそうでしたし、これからも変わりませんわ。」
「ま、結構大変っぽいけど。」
「ボクたちみんな揃ってれば怖いモノなんてないよね!」
「アンタたち……」
「皆さん……」
「ふふ、それでこそZ組の皆様ですわ♪」
「フフ、さすがはオリヴァルト殿下が立ち上げたクラスですね。」
「これも今までの学院生活や
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