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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第11話
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訳ない事をしてしまった……謝って許される事ではない事は理解している。幾らでも私を罵って構わん。」
「陛下…………」
自分を見つめて頭を下げるユーゲント三世にリィンは辛そうな表情をし
「そんな………!陛下が罪悪感を持つ必要はございません……!こうなってしまったのも”貴族派”と和解の道を探らなかった我々”革新派”が一番の原因です!」
「父さん……」
必死にユーゲント三世を擁護しようとしているレーグニッツ知事をマキアスは辛そうな表情で見つめていた。
「お父様達のせいではありませんわ!全てはメンフィル帝国領であるユミルに避難し、そのまま何の対策もせずに留まっていたわたくしに一番の責任があります!もしエリスをユミルに送り届けた後、ユミルから去っていればメンフィルとの関係がここまで悪化する事はありませんでした……!」
「アルフィン…………」
「……………」
「殿下達の責任ではございません!全ては”アルバレア公爵家”です……!」
「ユーシス……」
アルフィン皇女の言葉を聞いたセドリック皇太子とプリシラ皇妃はそれぞれ辛そうな表情をし、アルフィン皇女を擁護しようとしているユーシスをガイウスは心配そうな表情で見つめ
「いや……この場合ユミルに避難させて、そのまま留まらせた俺に一番落ち度があったと思うぜ。あの時点だったらエレボニアとメンフィルは敵対関係じゃなかったから、男爵閣下を通じてメンフィルにアルフィン殿下の保護を頼めば、もっと警備が固い領地での滞在を受け入れてくれたかもしれねぇしな。実際ケルディックに潜伏していた”Z組”は陰ながらメンフィルに協力してもらっていたらしいしな。」
「あれはケルディックの領主をしているプリネ達がいたお蔭だと思いますけど…………」
「……その事について前々から気になっていわ。わかっていたのなら、何でそうしなかったのよ?」
疲れた表情で語ったトヴァルの言葉を聞いたエリオットは複雑そうな表情で答え、サラ教官は真剣な表情でトヴァルを見つめて尋ねた。
「エレボニアの皇族であるアルフィン殿下を保護した事でメンフィルに対する”借り”をエレボニアが作るのは、後々のメンフィルとの外交関係を考えたらちと不味いと思って、判断に迷っていたんだが……その結果が戦争状態にまで陥るという最悪の結果だ。こんな事ならユミルに着いた直後に男爵閣下に”英雄王”に取り次いでアルフィン殿下を保護してもらうか、そのままアルフィン殿下を連れてユミルから去るべきだったぜ……」
「ああもう……今は自分達の不手際を嘆くより、これから”どうするべき”かを考えるんでしょう?嘆く暇があったら内戦の終結やメンフィルとの和解の方法を考えるべきじゃないの?確か”殲滅天使”がエレボニアがメンフィ
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