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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第11話
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、少し見ない内に成長しましたね。」

「ハハ、将来が楽しみですな。」

アルフィン皇女の答えにセドリック皇太子は呆れた表情をし、プリシラ皇妃とレーグニッツ知事は苦笑しながらアルフィン皇女を見つめていた。

「ふぅん。お楽しみだったみたいだね。」

「ふむ、そうなのか?」

「ま、まったく、人が心配していれば……」

「ふふ、リィンらしいな。」

一方フィーはジト目になり、ラウラは不思議そうな表情をし、マキアスは疲れた表情をし、ガイウスは苦笑した。



「いや、言葉の綾だから!」

「フン、アタシを放り出して何をやってたんだか。」

慌てている様子のリィンを見たセリーヌは呆れ

「フフ……何はともあれ、よくぞ殿下と共に帰還したな、リィン。」

「はは、久しぶりだね。」

「子爵閣下…………ジョルジュ先輩……それにトワ会長も……」

アルゼイド子爵とジョルジュに話しかけられたリィンは明るい表情でアルゼイド子爵達を見回した。



「っ……!」

するとその時トワはリィンに駆け寄り、リィンの胸に寄り添った。

「か、会長……!?」

「ううっ……よかった、リィン君が無事で!せっかく生きているってわかったのに、貴族連合の船に連れ去られちゃうなんて……!ずっと……ずっと心配してたんだよっ!?」

「……すみません、会長。心配をおかけしました。でも……会長たちも無事でいてくれてよかったです。学院の正門で別れてからずっと気がかりでしたが……―――なんとか俺も”約束”を守ることができました。」

「あ………ふふっ……そうだね。”死なない”って……約束してくれたもんね。そんな約束を、リィン君が破るわけないよね……!」

リィンの言葉を聞いて校門でリィン達を見送る時に送った言葉を思い出したトワは笑顔を浮かべた。



「ハハ、信じた甲斐があったみたいだね。元気そうでよかった、リィン君。あの戦いを生き延びてくれていたなんて……今でも信じられないくらいだ。」

「ジョルジュ先輩も……ご無事で何よりでした。でも、どうして二人までこの”カレイジャス”に……?」

「ああ、それも含めてあらためて情報交換をしよう。」

「上のフロアに会議室がある。そちらに移動するとしようか。」

その後リィン達は会議室に移動し、アリサ達はリィンとアルフィン皇女に事情を説明した。



〜ブリーフィングルーム〜



「なっ!?殿下、その話は本当なのですか!?」

アリサ達からメンフィルによる様々な”報復行動”を聞いたリィンは血相を変えて尋ね

「ああ……メンフィル軍の”グロリアス”によってバルヘイム宮が爆撃されて瓦礫の山と化する所を私達も見た。」

「………離宮
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