第65話(8章終了)
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苦笑しながら言ったケビンの言葉にレーヴェは溜息を吐いた後、頷いた。その後ケビンはメンバーを編成し、ケビン、ナユタ、ノイ、エステル、レーヴェ、レンのメンバーで探索を再開し、石碑に触れて転位した。
〜星の座する処〜
「な、なんやあれは………!?」
「ま、魔獣………!?」
転位して来たケビンとエステルは目の前に見える動かず、口を動かしているだけの魔獣らしきものを見て驚き
「うふふ。大きな魔獣さんね。」
「………だが、こちらを襲いかかって来る様子はないな。」
レンは不敵な笑みを浮かべ、レーヴェは静かに呟いた。
「なんやあの禍々しい像は…………!」
「め、女神像なの………!?」
さらにケビンは禍々しい女神像らしきものを見つけて驚き、エステルは信じられない表情で見つめていた。
「………やっぱりここか。」
「………………」
一方ナユタは真剣な表情で静かに呟き、ノイは真剣な表情で禍々しい女神像を睨んでいた。
「その様子やと、やっぱりナユタ君達の知っている所なん?」
「ええ。―――”ステラリウム”。かつて僕達が冒険した最後の場所であり、最終決戦であった場所です。」
自分達の様子に気付いたケビンに尋ねられた疑問にナユタは頷いて答え
「うふふ。という事は今までとは比べ物にならないくらいのデクノボーさん達もいるのね。ちょっとは楽しめそうね♪」
「フッ。”闇の訓練所”での修行の成果を試す場所としてちょうど良さそうだな…………」
「あ、あはは………心強い言葉ね。」
ナユタの説明を聞いたレンとレーヴェは不敵な笑みを浮かべ、その様子をエステルは苦笑しながら見つめた。そしてナユタはノイと共に真剣な表情でケビン達を見回し
「皆さん。この先は今まで以上の手強い敵が存在し、さらに今までの”試練”とは比べ物にならないくらいの長い道のりになります。」
「だけど”試練”を超える為には私達は進むしかないの。」
それぞれ静かに言った後
「僕達の”試練”を超える為………そしてそれぞれの世界に帰る為に今こそ皆さんの力を貸して下さい!」
「お願いしますの!」
大声でノイと共に号令をかけた!
「おっしゃあ!」
「………ああ。」
「モチのロンよ!」
「うふふ♪”殲滅天使”の力………見せてあげる♪」
2人の号令に4人はそれぞれ力強く頷き、探索を開始した!
こうしてナユタとノイは時を超えた仲間達と共に、再びかつての最終決戦の場所にして星の最果てに向かって進み始めた…………!
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