第65話(8章終了)
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「ふ、ふええ〜!?」
「お前が…………騎士だぁっ!?」
「結婚式の際、プリネ姫の傍にいれたのはそういう理由だったのか………」
レーヴェの言葉を聞いたティータは驚き、アガットは信じられない表情で叫び、ジンは驚きの表情で呟いた。また、レーヴェのその後を知らない者達も驚きの表情で見つめていた。
「…………………そうだ。そいつはプリネの護衛騎士見習いだ…………プリネの伴侶になる為に俺に戦いを挑み、民達を納得させるある程度の力はあると判断して、そいつをプリネの護衛騎士見習いに任命した……」
「フフ………あなた。意地を張っていないでいい加減少しは認めてあげたらどうですか?」
一方リウイは嫌そうな表情をして、静かに説明し、その様子を見たイリーナは微笑みながら言った。
「フフ………陛下の子煩悩は相変わらずなのですね。」
「そのようね。………あの娘の親として貴女はどう思っているの?ペテレーネ。」
その様子を見つめていたティナは微笑み、ラピスは頷いた後ペテレーネに尋ねた。
「私は身分や出身は気にしていません。ただあの娘を幸せにしてくれる………それだけでいいのですから。」
「ああ。それは私達も同じだ。」
「ええ。それが親としての一番の願いなのですから。………普通、権力者の娘は政略結婚が当たり前ですが、幸い陛下はそれを嫌い、メンフィルは政略結婚をする必要もないほどの国へと発展したのですから………」
ラピスに尋ねられ、答えたペテレーネの言葉に続くようにリンとティファーナも頷いた。
「フフ………結婚式の際、レーヴェさんの事を陛下達からお聞きした時は本当に驚きました。」
「愛する姫君の為に己の人生全てを捧げる……フフ、これぞ、本当の”美”!!」
クローゼは微笑み、オリビエは高々と言った。
「…………………」
オリビエの言葉を聞いたレーヴェは呆れた様子を纏わせてオリビエを見た後、エステルとミントに視線を向けた。
「エステル・ブライト………娘共々なかなか腕を上げているようだな。だが、父親の域まで行くのはまだまだといった所か。」
「あはは………さすがに簡単に行けるとは思ってないわ。」
「そうだよ〜。お祖父ちゃん、とっても凄いもん。」
レーヴェの言葉を聞いたエステルとミントは苦笑した。
「それでも一歩一歩着実に近づいて行けてると思う。ヨシュアと―――あなた達の弟と一緒にね。」
「だって、ミント達は家族だもん!」
「エステル………ミント………」
「フフ……それでいい。」
エステルとミントの言葉を聞いたヨシュアは微笑みながら2人を見つめ、レーヴェは静かな笑みを浮かべた。
「アガット・クロスナー。まさかお前と肩を並べる時が
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