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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第64話
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我が剣は風鎌の如く!!」

「!?おまえーっ!」

黒騎士が放った”飛燕剣”とは異なる高速剣技―――”風鎌剣”の上位剣技―――エクスヴェングスによってダメージを受け、黒騎士を睨んだ!

「蹴散らせ!!」

「…………………」

しかしその時黒騎士の指示によって、D・ファントムがその場で回転するクラフト――ダブルナックルを放った!

「!!」

攻撃に気付いたエヴリーヌはプリネ達の所に転移して回避した!

「今、回復します!ティアラル!!」

そしてプリネがアーツでエヴリーヌの傷を回復した。



「吼えよっ、獅子!!」

その時、黒騎士が自らの闘気を獅子の形に集約させて敵を攻撃するクラフト―――獅吼破を放った!

「ふおらぁっ!フルブラッシュ!!」

それを見たアガットはクラフトを放って相殺しようとしたが、相殺しきれず”獅子”の形が小さくなっただけで、アガット達を襲おうとした!

「させない!フォトンブレード!!」

しかしそこにアドルがクラフトを放って、獅子を真っ二つにして消滅させた!

「……………」

そこに拳の部分に電撃を纏わせたD・ファントムが突進して来た!

「!全員、散開して下さい!」

それを見たプリネは全員に警告をした後、散開して敵のクラフト―――エレクローを回避した!

「闇に呑まれろや!ティルワンの闇界!!まだやっ!ホワイトヘゲナ!!」

一方後方にいて、敵の攻撃範囲外にいたケビンは魔術とアーツを敵達に放った!ケビンの攻撃によってD・ファントムはダメージを受けたが

「せいっ!!」

黒騎士は剣を振るって、自分を襲う闇―――ティルワンの闇界を無効化した!

「あ、相変わらず無茶苦茶やな…………」

それを見たケビンは疲れた表情で溜息を吐いた。

「チッ…………あの機械人形を誰か相手にしないと、少し厄介だぞ。」

「………だったら、僕が一人であの機械人形の相手をしよう。」

舌打ちをして呟いたアガットの言葉を聞いたアドルは決意の表情で提案した。

「いくらなんでも一人でドラギオンの相手は厳しいですよ………?」

「ハハ………大丈夫だよ。強大な敵と一人で戦うのには慣れているし。」

自分の言葉を聞いて心配しているヨシュアにアドルは苦笑しながら答えた。

「ほなら、オレがアドルさんのサポートをするわ。ヨシュア君達は黒騎士の相手を頼んだで。」

「………わかりました。お願いします!」

ケビンの申し出を聞いたプリネは静かに頷いた後、ケビン、アドルはD・ファントムに向かい、ヨシュア達は黒騎士に向かった!

「ほう………二手に分かれたか。漆黒の竜機よ、お望み通り相手してやれ。」

ケビン達の行動を見た
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