第63話
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か♪フフフフ…………エヴリーヌ達を邪魔するんだから、跡形…………残さなくていいんだよね♪)」
ヨシュアの叫びを聞いたケビンとアガットは真剣な表情でヨシュアを見つめ、プリネは複雑そうな表情で黙って見つめ、ヨシュアとプリネの様子に首を傾げたエヴリーヌだったが、ある事を察して凶悪な笑みを浮かべた。
「やっぱり僕の事情を知っている人達は皆…………気付いていたみたいですね。僕が不甲斐ないばかりに………本当にすみませんでした。」
一方エヴリーヌの様子に気付いていないヨシュアは静かに言った。
「なに………君のせいばかりでは無いやろ。オレらかて、まさかという気持ちがあったのも確かやしな。」
「………まあな。」
「フフ………」
「………何を納得しているのか知らないが…………それが真実だと思うなら構わずここで言ってみるがいい。クク、それを告げるだけの覚悟がお前達にあるのならばだが。」
納得している様子のヨシュア達を見た黒騎士は口元に笑みを浮かべて言ったが
「………断る。」
「…………なに…………」
ヨシュアの答えを聞き、静かに驚いた。
「あなたの正体など力ずくでその仮面を剥ぎ取ればわかること………確かなのは、ここを乗り越えない限り、明日が来ないという事だけだ。―――ならば今はあえてその事に触れずにおく。迷うのでもなく、そして逃げるためでもなく………」
驚いている黒騎士にヨシュアは静かに答えた後
「ただ、全身全霊を賭けてあなたという試練に克つために!」
探索を再開する前にウィルに頼んで”影の国”で手に入った材料で創り、以前使っていた武器を合成し、さまざまな魔術効果が付与された真新しい双剣―――『干将・莫耶』を決意の表情で構えて叫んだ!
「ヨシュア君………」
「へッ、俺もあの時の借りをここらで返しておきたいしな………」
「フフ………”影の国”に来てからは初めての手合わせね。悪いけど………本気を出させてもらうわよ!ハアッ!!」
ヨシュアの言葉に続くようにケビンとアガットも武器を構え、プリネは微笑んだ後、”力”を解放して黒髪と琥珀の瞳に変化させ
「僕とフィーナの”試練”を超える為にも………お前を倒す!黒騎士!」
アドルは静かに呟いた後、武器を構え
「キャハハハハッ!本物じゃないのは残念だけど…………たっくさん、遊んであげるっ!!仮面どころか、腕、足、頭…………ぜ〜んぶ、剥ぎ取ってあげる!楽に消えさせないんだから!」
エヴリーヌは凶悪な笑みで大声で笑った後、全身に魔力や闘気を纏って武器を構えた!
「………クク…………ハハハハハハハハハハッ!まさかそんな風に開き直るとは思わなかったぞ!いいだろう、ならばこの顔、力ずくで曝け出せて
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