第63話
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場所に転位陣が現れた。
「あ………」
「転位用の魔法陣か………」
「さてと………いよいよこの領域で”表”の試練は最後や。ヨシュア君………このまま進んでも平気か?」
「………問題ありません。万全の準備を整えてから魔法陣の中に入りましょう。」
その後ケビン達は拠点に戻って休憩をした後、メンバーを編成し直し、ケビン、ヨシュア、プリネ、アガット、エヴリーヌ、アドルのメンバーで探索を再開し、転位陣に乗って転位した。
〜狭間〜
「―――よくぞ来た。滅びし里の遺児…………そして聖痕を背負いし贖い人よ。」
ケビン達が先を進むと聞き覚えのある声が聞こえ、その先を見ると広い場所に黒騎士がいた。
「………!」
「待たせたな…………!」
黒騎士に気付いたヨシュア達は走って黒騎士に近づき、黒騎士から一定の距離をとった。
「”王”が用意した遊戯盤、よくぞここまで駒を進めた。”表”の最後の守護者たる私を倒せば”裏”の試練に挑む事ができるだろう。クク、その中には”冒険家”。貴様が愛する女神と共に挑む試練もある。せいぜい楽しみにしている事だ。」
「何…………!?僕とフィーナが関係する”守護者”………一体誰だ………!?」
黒騎士の言葉を聞いたアドルは驚いた後、真剣な表情で尋ねた。
「フフ………奴を一言で表すなら………”女神の友”だ。」
「”女神の友”……一体誰なんだ…………?」
「クク、それは自分達で確かめると良い………無論それはこの私を倒すという不可能に近い試練を超えなければならんがな。」
「………………」
不敵な笑みを浮かべている黒騎士をアドルは真剣な表情で睨んだ。
「…………一つだけ………聞いてもいいですか?」
一方ヨシュアは黒騎士を黙って睨んだ後、静かに問いかけた。
「なに……………?」
「どうして………何故、あなたはそのような格好をしてい顔を隠しているんですか?」
「フフ………何を聞くかと思ったら。”王”がそう望まれたから………それ以上の理由がどこにある?」
ヨシュアの問いかけに驚いた黒騎士だったが、すぐに気を取り直して不敵な笑みを浮かべて答えた。
「違う………!あなたがここにいる理由は確かにそうかもしれない…………だが、顔を隠しているのは”影の王”が望んだからじゃない!その理由はまったく別のものだ!」
「!……………………」
しかしヨシュアの叫びを聞き、真剣な様子で黙ってヨシュアを見つめた。
「ヨシュア君………」
「………ヨシュア、お前…………」
「………………………」
「?(ヨシュアが関係して、プリネが複雑そうな表情をしている………?…………!くふっ♪そういう事
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