第62話
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って叫んだ!
「これで………終わらせる!!ハァァァァァァ…………!!」
ハイシェラの言葉に応えるかのようにリシャールは目を見開いて抜刀の構えですざましい闘気を纏い、さらに自分の分身をいくつも作り、そして!
「斬!白皇!!」
分身達と共に抜刀をすると共にカシウスの背後を駆け抜けた!するとカシウスを中心に斬撃による滅多斬りや闘気による連鎖の大爆発が刻み込まれた!
「よくやった………………」
飛燕剣の”紅燐剣”、”身妖舞”をヒントにし、自らが編み出した八葉一刀流の奥義であるSクラフト―――終の太刀・白皇を受けたカシウスは口元に笑みを浮かべて地面に膝をついた!一方それを見たリシャールはケビンとエステルのように地面に膝をついた!
「で、伝説の”剣聖”………これほどやったとは………」
「はあはあ………成ったか………」
「………見事だ。よくぞ俺という壁を乗り越えた。リシャールよ………迷いは晴れたか?」
疲労しているリシャールにカシウスは立ち上って真剣な表情で尋ねた。
「………はい。どんな立場であろうとも貴方から受け継いだ”剣”を活かすことはできる………ならば、己の選んだ道を胸を張って進もうと思います。」
「そうか………やれやれ、お前が戻ればシードと合わせて軍務の全てを押し付けてやろうと思ったが………まだまだ退役は遠そうだな………」
迷いが晴れた様子のリシャールの言葉を聞いたカシウスは頷いた後、溜息を吐いた。
「フフ………そう甘くはありませんよ。………此度の事件、私の最後の軍務として無事、解決まで導けるよう全力で尽くす所存です。どうかご安心ください。」
「ああ………よろしく頼んだぞ。」
リシャールの言葉を聞いたカシウスは頷いた。
「父さん………あたし、ヨシュア達と一緒にちゃんと戻ってくるから。」
「ああ………お前達なら大丈夫だろう。たまにはリベールに顔を見せに帰って来ると良い。」
「えへへ………そうね。」
「フフ……欲を言えば、今回を機会にパズモ達とも戦ってみたかったんだがな………それはまたの機会にしよう。」
「あ、あはは………」
(フッ…………その時は是非、手合わせを願おう…………まさかエステルの父がこれほどまでに強かったとはな……)
(そ、そうね。正直、驚いたわ。)
(わ、私は絶対遠慮します!!)
(………私も。セリカとハイシェラを同時に相手にして、互角に戦う人となんて戦いたくないわ………)
いつもの調子で笑うカシウスの言葉を聞いたエステルは苦笑し、サエラブは不敵な笑みを浮かべ、ニルは冷や汗をかきながら苦笑し、テトリは身体を震わせ、パズモはテトリの言葉に頷いた。
「ククク………久方ぶりに心から楽しめた
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