第60話
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「ふふ、しかし残念だ………あやつらを破る者がいるならばこの目で確かめたかったのだが………また会う機会があれば是非とも結果を教えてくれ………」
そしてモルガンは光と共に消えた。
「……………………」
「さてと………えらい事になってきましたな。」
「ああ………しかしこれは………ある意味、必然なのだろう。………虫のいい話かもしれないが………どうか私に力を貸して欲しい。この手で未練を断ち切り………真の意味で前に歩き出す為に。」
ケビンの言葉に静かに答えたリシャールはケビン達を見て言った。
「リシャールさん………」
「救国の英雄にしてリベールの最高の守護者………後、将軍の言い方ではもう一人いらっしゃるようですが………エステルさんは知っていらっしゃるのですか?」
リシャールの言葉を聞いたケビンはリシャールを見つめ、クローゼは静かに呟いた後エステルに尋ねた。
「う、うん。………もう一人はアネラスさんと同じ『八葉一刀流』の免許皆伝にしてクロスベルの真の英雄………そして現時点で”最強”の遊撃士よ。」
「さ、”最強”の遊撃士!?」
「なっ!?………フフ、”彼”に加えてその人物か………しかし、そう来ると今のメンバーでは厳しすぎるな………」
エステルの説明を聞いたケビンは驚き、リシャールは驚いた後自虐的な笑みを浮かべ、そして考え込んだ。
「そうね………………!あ、そうだ!それだったら拠点に戻ったらあの人達と対等以上に戦える人達がいるわ。その人達に一緒に付いて来てもらいましょう!」
「あ………」
「………確かにセリカさんやリウイ陛下達の力は必要不可欠やな………せやな。ここは一端拠点に戻ってもう一度メンバーを編成し直してから、先に進みましょうか。」
エステルの提案を聞いたクローゼは察し、ケビンは頷いた後提案した。
「了解した。」
その後ケビン達は一端拠点に戻ってメンバーを編成し直し、ケビン、リシャール、エステル、セリカのメンバーで探索を再開し、そして終点に到着した。
〜鉄壁の砦・司令官室〜
「…………来たか。」
ケビン達が部屋に入ると聞き覚えのある声が聞こえた。
「カシウス准将………」
「父さん………それにアリオスさんも。」
声が聞こえた方向を見るとそこにはカシウスとアリオスがいた。
「久しぶりだな、エステル。」
「ア、アリオス!?って事はあの人が………!」
「S級に最も近いA級正遊撃士にしてクロスベルの真の英雄、”風の剣聖”………!」
エステルに声をかけられたアリオスは口元に笑みを浮かべた呟いた。一方アリオスの名前を知ったケビンは驚き、リシャールは真剣な表情で呟いた。
(ほう………”風”とはな
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