第59話
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賛した。
「はは………世辞は無用に願います。……………この先に待ち受けるのはわたくし以上の強者達。”裏”の守護者達に関しては”表”の守護者達とは比べ物にならない守護者達。異界の英傑の方達や”神”の力なしでは試練を超える事は決してできません。更なる覚悟を持って挑まれるがよろしいでしょう。」
「”表”と”裏”…………つー事は試練ってのは最低でも8つはあるって事だな………」
「………あの森にある石碑は4つ。そして”表”と”裏”という言い方からして、恐らくそうでしょうね………それも異界の英傑や”神”の力なしで越えられないということは………」
「アドルさん達やサティアさん達の力が必要って事だよね?」
「………それだけ”裏”の”守護者”の連中は相当ヤバイって事やな………」
「わかりました………肝に銘じさせていただきます。」
フィリップの忠告を聞いたアガットとツーヤは考え込み、ミントが呟いた言葉を聞いたケビンは考え込み、クローゼはフィリップの言葉に頷いた。
「それでは、これにて失礼を…………わたくしめが消えたら次なる道が拓かれましょう。どうか試練をくぐりぬけ無事、お戻りになりますよう………」
そしてフィリップは光になって消えた。
「やれやれ………とんでもない人でしたな。」
「ええ………でも、これで次の領域への道が拓かれたみたいです。一度、周遊道に戻って他の石碑を調べましょう。」
「ああ、そうするか。」
その後ケビン達はエルベ周遊道に戻り、他の石碑を調べていると新たに光っている石碑があり、石碑が指す人物―――アネラスを連れて来ると転位ができ、転位をするとかつてエステル達が探索した結社の拠点の一つ―――湖畔の研究所の構造が逆になった研究所、”鏡の隠れ処”であった。そしてケビン達は探索の途中で出会った人物達―――グラッツ、カルナ、クルツを倒した後、屋上に向かって到着した。
〜鏡の隠れ処・屋上〜
「………遅かったわね。」
声がした方向を見るとそこにはなんとキリカがいた。
「あ、あう………」
「………はあ、やっぱり予想通りか。」
キリカを見たアネラスは不安そうな表情になり、ジンは疲れた表情で溜息を吐いた。
「そこにいる男はとりあえず置いておいて………久しぶりね、エステル、それにアネラス。私が帰国して以来かしら。」
「あ、あはは………お久しぶりです。」
「キリカさん………」
「こらこら………とりあえずで置いておくなよ。俺にも一言あってもいいだろう?」
キリカの言葉を聞いたアネラスは苦笑し、エステルは懐かしそうな様子でキリカを見つめ、ジンは尋ねたが
「ま、あなたとは共和国でしょっちゅう顔を合わせてるし。それと
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