第58話
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ょっとして!?」
ロッコの話を聞いたクローゼは真剣な表情でロッコ達を見つめ
「ああ、どうやら俺達は『本物』じゃないみたいだな。あんたらと戦わせるために誰かが用意した『偽物』だろう。」
見つめられたロッコ達の中でディンは答えた。
「セレストさんと同じ、”影の国”に再現された人格か。違うとすれば、再現したのが”影の王”やっちゅうこと………邪魔する気、満々みたいやな?」
「へへ、あんたらに恨みはないけどどうやらそうするのが『俺達』の役目みたいだし。」
「だったら遠慮なく暴れさせてもらうとするさ。そっちの赤毛野郎にさんざんしごかれた借りを返してやるためにもな………!」
ケビンに尋ねられたレイスとロッコはそれぞれ武器―――スタンロッドを構えて答えた。
「へっ………上等だ!」
「どうやら戦いは避けられないみたいですね………」
2人の言葉を聞いたアガットはj不敵な笑みを浮かべ、クローゼは静かに呟いた後仲間達と共に武器を構えた!
「はあ………なんで俺達がって気もするが。」
「ま、これも何かの縁でしょ。」
「手加減はいらねえ………全力でかかってこいや!」
愚痴を言うディンにレイスは笑いながら答え、ロッコは勇ましく言い
「………参る!」
「ちったあ根性、見せてみろや!」
ユリアは高々と叫び、アガットはロッコ達を睨んだ後仲間達と共に戦闘を開始した!戦闘はケビン達が協力して戦って来る事に対抗するかのようにロッコ達も協力して戦いを挑み、その結果ケビン達はいくつかの手傷を負い、そしてロッコ達を戦闘不能にした。
「くぅ〜………」
「シ、シビレた〜………」
「へっ………これが正遊撃士クラスの実力ってことかよ………」
戦闘不能になり、地面に跪き、そして身体全体から光を放っているディン達はそれぞれ疲弊した様子で呟いた。
「いやはや………君達もなかなかやるやん。」
「ふふ………いい勝負でした。」
「ま、試験の時も言ったがあとは経験と心構え次第だ。せいぜいその調子で本腰入れて励むんだな。」
「へっ、偉そうに………」
ケビン、クローゼ、そしてアガットの賞賛や感想にロッコは不敵な笑みを浮かべた。
「いずれにせよ………これで『俺達』の役目も終わりみたいだな。正直、本物の『俺達』がここでのやり取りを覚えているかは分からないが…………」
「まー、また会う機会があったらよろしく頼むよん。」
「言っておくが………すぐこの先に待ってるヤツは俺達とは次元が違うぜ。返り討ちに遭わないようせいぜい気を付けるんだな。」
そしてディン達はケビン達にそれぞれ言った後、消えた。
「あ………」
「へっ………言いたい事だけ言って消え
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