8章〜守護者の試練〜 第57話
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!?ではナユタさんやアドルさん達は歴史で伝えられている創世記以前の方々ですか!?」
(………まさか悠久の時を得て、”テラ”の大陸と融合したの!?ありえない話じゃないけど…………!)
(そういえばアドルさんの話だと、フィーナさんは本来は”有翼族”と呼ばれる種族で、さまざまな進んだ技術を知っているそうだけど………”神”……進んだ技術…………”翼”…………!?まさか!進んだ技術を知る”神”―――”ミトスの民”………翼――――”ミトスの光翼”……………フィーナさんはもしかしてシグナかクレハの子孫!?)
セレストの説明を聞いたリースは信じられない表情でナユタ達を見つめ、ノイとナユタはそれぞれ真剣な表情で考え込んでいた。
「とんでもない事になったな………」
「ええ………まさかナユタさん達が過去の方々だったなんて………」
「それも空の女神すらもいない遥か昔に生きる方々とは………」
一方ジン、クローゼ、ユリアは驚きの表情でナユタ達を見つめていた。
「あれ?じゃあ、もしかしてフィーナさんが実は”空の女神”だったりとか??」
「エ、エステル………さすがにその推測は冗談じゃすまされないよ?………実際、フィーナさんは本物の”女神”だし………」
「さ、さすがにそれはないと思います………私は名前を変えるつもりなんてありませんし、第一、それならレアの事が伝わっていないなんておかしいですよ。」
「………ですが、何かしらの形で”空の女神”と関わっているかもしれませんね………」
そしてエステルの推測を聞いたヨシュアは冷や汗をかき、フィーナも苦笑しながら答え、リースは真剣な表情でフィーナを見つめていた。
「フム………結局謎だけが残ってしまったね。」
「そうですね………一つ言えるとしたら………おそらく”影の王”は”第九星層”と呼ばれる領域にいるのではないかと思います。」
オリビエが呟いた言葉を聞いたセレストは考え込んだ後、真剣な表情で言った。
「え………」
「ど、どうしてわかるんですか?」
セレストの言葉を聞いた全員は驚き、エステルが代表して尋ねた。
「彼の者が”影の国”に現れた時、最初に創った領域だからです。どのような場所であるか私にも見通せない状況ですが………尋常ならざる想念が、その場所から”影の国”全体に行き渡っている気配を感じます。」
「そ、そうなんだ………」
「第九っていうことは……えっと、次の次ですよね?」
セレストの説明を聞いたエステルは驚き、ティータは尋ねた。
「うん、現在は”第七星層”の最終地点に到着しているからね。………どうやら対決の時はそう遠くないかもしれない。」
「へっ………上等だ。」
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