暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
8章〜守護者の試練〜 第57話
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タは納得し、プリネは驚いて尋ねた。

「ちょっと待って。………………うん。貴女からも私やセリカと同じ”力”を感じるわ。ただ、貴女の場合、他の”力”が強くて感じるのは少しだけよ。」

「おおー………プリネ……力……セリカ………一緒………」

「プ、プリネが”神殺し”と”古神”の”力”を……!?……はう………」

「ペ、ペテレーネさん!?しっかりして下さい!」

サティアの話を聞いたナベリウスは感心し、ペテレーネは驚いた後表情を青褪めさせて倒れそうになり、その様子に気付いたティナは慌ててペテレーネを支えた。

「………なるほど。いくら俺達の力を受け継いでいるとはいえ、その若さで大魔術を使えるほどの技量に驚いていたが………まさか使い魔達が関係していたとはな。」

「………マスターを狙うのなら、例え神殿の人でも容赦しません。」

「ミントだって、ママに酷い事をしようとする人達には竜化してでも、こらしめる!」

「うふふ♪その時はレンも手伝ってあげるわ♪」

「…………プリネ様がどこまでの強さを手に入れるか今から楽しみですわね。」

一方リウイは真剣な表情で呟き、ツーヤとミントは決意の表情で呟き、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、ファーミシルスは不敵な笑みを浮かべていた。

「フフ………時代は変わるものですね………まさか私達―――人間が”神”の力を扱うなんて………」

「まあ、さすがにこの娘は例外だと思うわよ♪」

そしてセレストの微笑みを聞いたカーリアンは口元に笑みを浮かべて言った。

「…………話を戻しますが…………”環”の存在が消えたのはここにいた私にも確認できました。これで私の役目は終わった………あとは”影の国”と共にゆるやかな消滅に身を委ねるだけ。―――そんな風に思っていた時の事でした。あの”影の王”が現れたのは。」

「あ………」

「………なるほど。」

「うふふ………いよいよ核心部分ね。」

真剣な表情で語ったセレストの言葉を聞いたクローゼは不安そうな表情で呟き、リースは静かな表情で、レンは不敵な笑みを浮かべていた。



「彼の者は、前触れもなく現れ”庭園”にいた私の力を奪いました。そして”影の国”を好きなように造り変えていったのです。現時点で、この世界を構築している”星層”と呼ばれる幾つかの領域………あれは全て、彼の者が創造したものだと言えるでしょう。」

「………あの人が”冥き途”の偽物を………許さない。」

「………………おしおき………決定………」

「ふむ………レン姫やエクリア殿の推測通りか。しかしそうなると…………」

セレストの説明を聞いたリタは怒りの表情になり、ナベリウスは静かに呟き、リシャールは頷いた後ある言葉を続けようとしたところを


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