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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜無念の降伏〜
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、”パンダグリュエル”に幽閉されていたアルフィン皇女に関しては”灰の騎士”を操るリィン・シュバルツァーによって救出されて、オリヴァルト皇子達との合流を目指しているという報告も入ったわよ!皇族という”大義”を完全に失った今の貴方達は国を混乱させている唯の”賊軍”よ!」
「!!」
「そ、そんなっ!?”パンダグリュエル”までメンフィルに制圧されるなんて……!」
「お、俺達が”賊軍”………」
ヒーニアスとターナの説明を聞いたオーレリア将軍は目を見開き、領邦軍は絶望の表情をした。
「それでもまだ諦めないというのであれば、私にも考えがあります。―――お願いします。」
静かな表情で答えたユーディットはヒーニアスに視線を向け
「―――手筈通り、連中を連れて来い!」
「御意!!」
ヒーニアスの指示によって、メンフィル軍は移動式の牢屋をオーレリア将軍達に見えるように移動させた。
「あなた、助けて……!」
「頼む……!馬鹿な事は止めて、私達を助けて……!」
「うわぁぁぁんっ!助けてよ、パパ〜!」
「そ、そんなっ!?」
「か、母さんっ!?」
「と、父さんっ!」
牢屋にいる人々を見て何かに気付いた領邦軍はそれぞれ表情を青褪めさせ
「!!人質まで取るとは、余りにも卑劣ではありませんか、ユーディット様!!何故貴女程の聡明な方がそこまでするのですかっ!?」
ユーディットやメンフィル軍の行動を察したオーレリア将軍は怒りの表情で声を上げた。
「先程も言ったようにカイエン公爵家の存続と母の助命、そして貴方達が無駄な血を流してこの世を去る事無く生きられる道の為ならば、私は心を鬼にします!第一貴族連合がエリス嬢を誘拐し、更にはユミルを再び襲撃して”灰の騎士”の乗り手―――リィン・シュバルツァーに貴族連合に協力するように脅迫した件を考えれば、貴方方が私の行動を”卑劣”と呼ぶ”資格”は最初からありません!」
「それと”これ”を見ても、まだ我らに対抗できると思っているのか?」
ユーディットの話に続くように答えたヒーニアスが片手を挙げて合図を送ると、領邦軍の頭上に戦艦や飛行艇の部隊が現れた!
「なっ!?」
「何だあの戦艦や飛行艇の数は!?」
「あ、圧倒的過ぎる……!」
「こ、これがメンフィル帝国軍……!」
「か、閣下…………!このまま戦っても我々は犬死するだけです……っ!」
頭上に現れたメンフィル軍を見た領邦軍は表情を青褪めさせ
「ググググググ…………ッ!―――――うああぁぁぁぁぁぁ――――――っ!!これよりメンフィル軍に投降する……っ!総員、武器を捨てよ……っ!」
唇を噛みしめた後悔しそうな表情で咆哮を上げて自分が操縦
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