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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜無念の降伏〜
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当主の方々の処刑も見逃すと仰るのですか!?」
対するオーレリア将軍は反論を続けた。
「処刑されたオルディスに住まう貴族の当主の方々に関してはご家族の方々には大変申し訳ありませんが”自業自得”だと思っています。畏れ多くも帝国貴族が仕えるべき”主”であるエレボニア皇家――――”アルノール家”の方々を幽閉し、更には内戦に協力したのですから。どの道彼らに関しては極刑、もしくは厳罰が降される事になるでしょうから、メンフィルは当然の事をしたまでです。」
「それは……っ!それでも……それでも”大義”は我々にあります!陛下達は我々の元におられるのですから!」
ユーディットの正論に反論できず唇を噛みしめたオーレリア将軍は必死に反論を続けた。
「フン、ユーゲント三世達を奪還された貴様らには”大義”等既にないぞ!」
するとその時ユーディットの背後にいたヒーニアスは拡声器を使って話を続けた。
「何だと!?それは一体どういう事だ!?」
「先日オリヴァルト皇子が乗船する”カレイジャス”がユミルに現れ、オリヴァルト皇子がユミルに駐屯しているメンフィル皇家であるマーシルン家の者に接触し、貴族連合がメンフィル帝国に対して行った数々の愚行の謝罪を行うと共にユーゲント三世達の救出の協力を嘆願した。そして我々メンフィルは元々エリス嬢救出の為に帝都並びにカレル離宮襲撃の作戦を決めていた。」
「な―――――」
「そ、そんな!?それじゃあ今頃帝都とカレル離宮はメンフィル軍に……!」
ヒーニアスの話を聞いたオーレリア将軍は絶句し、領邦軍は表情を青褪めさせた。
「それとバリアハートも既に私達メンフィルに制圧され、アルバレア公爵夫妻はメンフィル軍に拘束されたわよ!」
「なあっ!?」
「バ、バリアハートとアルバレア公爵夫妻まで……!」
ヒーニアスに続くように拡声器を使って声を上げたターナの話を聞いたオーレリア将軍や領邦軍はそれぞれ信じられない表情をした。
「オリヴァルト皇子はメンフィルを建国した偉大なる皇、リウイ陛下と二代目の正妃イリーナ皇妃の結婚式の際最高の演奏にてお二人を祝福した者。その恩もあった為オリヴァルト皇子の嘆願に応えた我々メンフィルはカレル離宮襲撃並びにエリス嬢救出作戦に便乗してユーゲント三世を始めとした”アルノール家”の者達とユーゲント三世達と共にカレル離宮に幽閉されていたレーグニッツ知事を救出する事を黙認し、先程オリヴァルト皇子達がユーゲント三世達の救出を成功させて”カレイジャス”でカレル離宮からの脱出を成功させたとの報告が入った。ここまで言えば、諦めの悪い貴様らでも貴様らに”大義”が既に無い事くらいわかるだろう!」
「更に”パンダグリュエル”もメンフィルが先程制圧して
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