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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第10話
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るのさ〜!?」

「今は機甲兵しか来ていない上メンフィル軍と戦ってやられた領邦軍の機甲兵達が進路を邪魔して機甲兵が来る数を制限させているからから俺達でも何とか撃退できているが………空挺部隊が到着したら、ヤバイぞ。」

一方倒しても倒しても次々と襲い掛かってくる領邦軍にミリアムは文句を口にし、トヴァルは時折空を見上げながら厳しい表情で呟いた。



「……もしかしたらカレル離宮から感じる”気配”によって、何らかのアクシデントが起こっているのかもしれないわね。」

「……そうね。しかもこの”気配”は――――」

カレル離宮に視線を向けたエマの言葉にセリーヌが頷いて話を続けようとしたその時

「――――審判の轟雷!!」

「え―――ギャアアアアアア――――――ッ!?」

聞き覚えのある声が聞こえた後凄まじい雷が領邦軍に襲い掛かり、それによって多くの領邦軍の兵士達が絶命した!



「ええっ!?」

「今の魔術、ミルモじゃないわよね!?」

「う、うん!」

突然の出来事にエリオットは驚き、アリサに視線を向けられたミルモは頷いた。

「そ、それより今の声は確か――――」

一方声に心当たりがあるセレーネが驚きの表情で答えを言おうとしたその時、アリサ達の背後から膨大な魔力や闘気を纏った矢が凄まじい速さで次々と機甲兵に命中した!

「グアッ!?」

「がふっ!?」

「あぐっ!?ば、馬鹿な………っ!?矢で機甲兵の装甲を貫く……だ……と…………」

矢は機甲兵の装甲を易々と貫いて操縦席にいる兵士達を絶命させていた。



「全く……あんな鉄屑相手に手こずっているなんて、先が思いやられるね。」

カレイジャスの機体の上にいつの間にかいたエヴリーヌは武器を構えたまま呆れた表情でアリサ達を見下ろし

「エヴリーヌ……!」

「ほえっ!?メンフィル軍は撤退したのに何でエヴリーヌがここにいるの!?」

「も、もしかして私達を助けに来てくれたのでしょうか……?」

エヴリーヌの登場にガイウスは目を見開き、ミリアムは驚き、エマは期待が籠った表情で尋ねた。

「ま、そんな所。プリネにみんなが脱出するまでの間だけ援護して欲しいって頼まれたからこっちに来たんだ。」

「プリネが……!」

「ふふ、心強い援軍ですわね♪」

エヴリーヌの話を聞いたアリサは明るい表情をし、シャロンは微笑んだ。



「みんな、無事!?」

そして少しの間領邦軍を迎撃し続けているとオリヴァルト皇子達と共にカレル離宮を脱出したサラ教官がアリサ達に駆け寄ってきた。

「サラさん……!はい、皆さん、無事ですわ……!それにプリネ様のお蔭でエヴリーヌ様が援護しに来てくれましたわ!」


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