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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第10話
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ルズで学び、卒業している。」
ユーシスとラウラの質問にユーゲント三世とオリヴァルト皇子は静かな表情で答え
「―――だからこそエリス嬢が私達の元に連れてこられ、彼女から事情を聞いた時私は自分の無力さと愚かさを呪った………私の不徳によって友人であるテオに重傷を負わせ、ユミルの者達を命の危機に陥らせ、テオの娘であるエリス嬢が家族と離れ離れにされて幽閉されてしまい、更には同じくテオの娘であるエリゼ嬢は妹を助ける為にリフィア皇女達と共に近衛兵達を殺戮し、自らの手を血で染めてしまった……テオ達には幾ら謝っても、足りないだろうな……」
「陛下…………」
辛そうな表情で肩を落としているユーゲント三世をレーグニッツ知事は辛そうな表情で見つめていた。
「……今は嘆く事よりも、これからどうやって内戦を終結させ、メンフィルと和解するかを考えるべきです、父上。―――急ぎましょう。」
「……うむ。」
そしてオリヴァルト皇子の言葉にユーゲント三世は頷いた。
ユーゲント三世達を救出したオリヴァルト皇子達がカレル離宮からの脱出をしている中、アリサ達B班はメンフィル軍が撤退した事で空いたスペースに着陸したカレイジャスを背中にユーゲント三世達の無事を確認する為に来た領邦軍と戦いを繰り広げていた。
「「「アークス駆動―――エクスクルセイド!!」」」
「ががっ!?」
「グッ!?」
トヴァルとエマ、エリオットが放ったアーツによって機甲兵達は怯み
「今よ!―――ファイアッ!!」
「風よ、私に力を!旋風の精密射撃!!」
「ガッ!?しまった、センサーが!?」
「おのれ、学生風情が生意気な真似を……!」
アリサとミルモが放った矢はそれぞれ機甲兵の目に命中した。
「いっけ〜、ガーちゃん!!」
「―――――!」
「ハァァァァ……!セイッ!!」
「参ります―――そこっ!!」
「グッ!?」
「うおっ!?」
その時アガートラムとガイウス、セレーネがそれぞれ強烈な一撃を機甲兵の脚の関節部分に叩きこんで追撃し
「うふふ、これでチェックメイトですわ♪」
「魔神や上級悪魔と比べれば、耐久力は大した事ないわね!」
「グアッ!?」
「ば、馬鹿な……!?」
そしてシャロンは鋼糸で関節部分を締め上げ、ヴァレフォルは短剣で脚の関節部分を破壊して機甲兵を転倒させた!
「ぐぬぬぬ……ッ!メンフィル軍に撃破された機甲兵達が邪魔で数で圧し切れん!空挺部隊はまだ来ないのか!?」
アリサ達に無力化され続ける機甲兵達を見た領邦軍の司令官を唇を噛みしめて声を上げた。
「もう〜!倒しても倒してもキリがないよ〜!クレア達は一体いつになったら帰ってく
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