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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第8話
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!?」
マキアスの銃撃によって起こった炎の大爆発を受けた亡霊たちは悲鳴を上げて怯み
「アークス駆動――――ダークマター!!」
「オォォォォ―――――ッ!?」
クレア大尉が放った弱点である空属性のアーツを受けて消滅した!
「これでも喰らいなさい!鳴神!!」
「排除する。」
「フッ、浄化してあげよう!!」
「斬!!」
「ハァァァァァ……セイッ!!」
「ハアッ!!」
サラ教官とフィー、オリヴァルト皇子の銃撃によって怯んだ亡霊達にはユーシスやラウラ、アルゼイド子爵が一気に詰め寄って聖剣で斬り捨て
「我が雷の力、思い知るがいいっ!」
バルディエルは膨大な雷を纏った槍で圧倒的に戦っていた。その後サラ教官達は襲い掛かってくる亡霊たちを殲滅し終えた。
「……何とか撃退できたみたいだね。」
「チッ、時間との勝負だって言うのに余計な時間を取ってしまったわね……!」
亡霊たちを殲滅し終えたフィーは静かな口調で呟き、サラ教官は舌打ちをし
「父さんや陛下達が彼らに襲われていないといいのだけど……」
「―――急ごう。式典の間はあそこから行ける。」
マキアスの言葉にオリヴァルト皇子は頷いた後”式典の間”へと向かう通路に視線を向けた。その後サラ教官達は時折襲い掛かってくる亡霊達を撃退しながら、式典の間の扉の前まで来た。
「この扉の先が”式典の間”だ。」
「ここに父さん達が……!」
オリヴァルト皇子の話を聞いたマキアスは目を見開いて扉を見つめ
「……例の如く近衛兵達は殺されているね。」
「……彼らが亡霊と化して、襲って来ない内に陛下達を救出して急いで脱出しましょう。」
扉の傍に血の海の中で倒れている近衛兵達の死体を見たフィーは静かな口調で呟き、クレア大尉は重々しい様子を纏って先に進むように促した。
フフ、中々やるじゃないか。さすがはあの忌々しい”特務支援課”と色々似ているだけはあるね。
するとその時眼鏡をかけた司祭服を着た男性の亡霊が扉の前に現れた!
「チッ、また亡霊か。」
「クッ、父さん達は目の前だって言うのに……!」
「敵は一体。集中攻撃をしてさっさと排除するよ。」
男性の登場にユーシスは舌打ちをし、唇を噛みしめたマキアスはフィーと共に武器を構えた。
「!?あんたはまさか……!」
「―――”D∴G教団”司祭ヨアヒム・ギュンター!何故貴方がこの場にいるのですか!?貴方はクロスベルの”太陽の砦”での”特務支援課”との決戦にて肉体ごと消滅したと報告で聞いていますよ!?」
男性――――ヨアヒムの姿を見て何かに気付いたサラ教官とクレア大尉は血相を変えて声を上げた。
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