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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第8話
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…」

「”聖魔皇女”達の部隊の同行の許可が出されなくて、正解だったわね……」

「ハハ……帰りを考えると憂鬱だね……父上達も”この光景”を見る事になるのだから……」

フィーは静かな表情で呟き、クレア大尉とサラ教官は重々しい様子を纏って呟き、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟いた。

「…………―――!何だあれは……?」

重々しい様子を纏って近衛兵達の死体を見回していたアルゼイド子爵はある事に気付いて呟き

「へ――――」

アルゼイド子爵の言葉を聞いたマキアス達がアルゼイド子爵が見つめている方向に視線を向けると、何と近衛兵達の死体から”何か”が現れ、”何か”は近衛兵達の姿を形どった!



「イヤダ、シニタクナイ………!」

「イタイ、イタイ、クルシイ……!」

「陛下達ヲマモレ……!」

「なっ!?こ、これは一体……!?」

「ま、まままままま、まさか近衛兵達の亡霊か!?」

近衛兵達の亡霊を見たクレア大尉は驚き、マキアスは表情を青褪めさせ

「……どうやらそのようだね。まさか現実の世界でゼムリア大陸では”ありえない存在”――――亡霊と戦う日が来るとはね……!」

「チッ、急いでいるっていうのに面倒ね……!――――手伝いなさい、バルディエル!!」

「……お前達がそうなってしまった原因の大半はアルバレア公爵家…………せめてもの償いにこの俺自らの手で成仏させてやる……!」

オリヴァルト皇子は厳しい表情で銃を構え、サラ教官はバルディエルを召喚し、ユーシスは決意の表情で鞘からかつてウィルが作成し、今でも使い続けている聖剣クラウソラスを抜いた。

「父上!父上はこちらをお使いください!」

「ラウラ……?」

アルゼイド子爵はラウラに手渡された大剣――――聖剣アロンダイトを見て戸惑ったが

「”特別実習”で彼らのような存在―――”亡霊”とも戦って来ました!亡霊には通常の武器での攻撃は全くと言っていいほど通りません!その剣は亡霊たちに有効な”聖剣”ですので、攻撃が効きます!私には”とある方”から授かったこの剣―――”スウァフルラーメ”がありますので、大丈夫です!」

「……わかった。ありがたく使わせてもらおう。」

ラウラの説明を聞いて納得した後ラウラから聖剣を受け取って構えた。

「―――ラウラの説明にあったように、亡霊には通常の武器での攻撃は効かないわ!その代わり火属性か空属性のアーツが良く効くわ!」

「わかりました!」

サラ教官の助言に頷いたクレア大尉はオーブメントを駆動させて周囲を警戒し

「―――来る!」

フィーの言葉を合図にA班は戦闘を開始した!



「燃えろっ!バーニングフォース!!」

「アァァァァァ――――ッ
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