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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第7話
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ーディットの答えに怒りの表情になったナーシェンはユーディットの傍にいる娘―――キュアに視線を向けた。
「少なくても誘拐したエリスさんをすぐにメンフィルに返還していたら、こんな事にはならなかったよ……!」
「き、貴様ら、揃いも揃って……!」
そしてキュアの答えを聞いたナーシェンは怒り心頭の様子で二人を睨んだ。するとその時城館内から怒号や悲鳴が聞こえて来た!
「なっ!?ま、まさかもうここまで来たのか!?クッ……降伏をしたいのであれば、貴様らだけで勝手にしていろ!私には次代のエレボニア皇帝を務めるという栄光の未来が待っているんだ!こんな所で、終わってたまるか!」
「ナ、ナーシェン様!?お、お待ちください!お二人をこのままにされるのですか!?」
そしてナーシェンは兵士と共に部屋から出て行ったが
「!!奴は確か……!――――あの男はカイエン公爵家の長男のナーシェン・カイエンだ!絶対に逃がすな!ひっ捕らえろ!」
「ハッ!」
「ナーシェン様、お逃げくだ――――グアアアアアアアッ!?」
「クソ――――ッ!こんな所で終われるか――――ッ!!うわッ!?」
「メンフィル(俺達)の逆鱗に触れた時点で、お前達はもう”終わり”だよ。―――寝てな!」
「ガハッ!?ク……ソ……ッ…………」
外から兵士の悲鳴やナーシェンの呻き声が聞こえて来た。
「「…………………」」
部屋の外から聞こえて来たナーシェンの呻き声や兵士の悲鳴を聞いた姉妹はそれぞれ重々しい様子を纏って黙っていた。するとその時兵士を引き攣れたヒーニアスが部屋に突入してきた!
「!貴様らは確かカイエン公爵の息女のユーディット・カイエンとキュア・カイエンだな?」
「…………はい。これより私とキュアはメンフィル軍に降伏します。私の身はどうなっても構いませんので、せめて妹のキュアだけは助けてください……お願いします……!」
「ユ、ユーディ!?」
自分を犠牲にしてヒーニアスに嘆願するユーディットの様子を見たキュアは表情を青褪めさせた。
「――――貴様らに関しては情状酌量の余地ありと判断されている為、危害を加えるつもりはない。―――が、エレボニア帝国との外交問題に決着が付くまでこの城館に謹慎してもらう。」
「……かしこまりました。メンフィル帝国の寛大なお心に心から感謝致します。エレボニア帝国とメンフィル帝国との外交問題に決着がついた後は、私達はどうなるのでしょうか……?」
「そ、それに捕まったお兄様はどうなるのですか……?」
「カイエン公爵家の当主、長男、正妻は帝都ミルスにて”公開処刑”を行うつもりだ。更にカイエン公爵家は爵位剥奪並びに全財産の没収の予定だ。貴様らに関しては今の所未定だが、没
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