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アンジュリーゼ物語
第3話 ドラゴンの正体
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ドラゴンと顔を向け合ったままだ。
そしてドラゴンは、人へと姿を変えた。
その人とは、アルゼナル第一中隊の隊員であるヴィヴィアンであった。
ヒルダ「マジかよ…。ヴィヴィアンがドラゴンだなんて…。」
ヴィヴィアン「そこでクイズです、人間なのにドラゴンなのは、誰でしょうか。」
アンジュリーゼ「ヴィヴィアンです。」
ヴィヴィアン「正解。」

そして夜、アンジュリーゼ達は浴場に行き、ジルと湯舟につかった。
ジル「ヴィヴィアンがドラゴンであることを暴くなんて、大した皇女だな。」
アンジュリーゼ「そうですね…。それと、教えてほしいことがあるのです。ノーマは何故生まれてくるのか、何故あなたがヴィルキスについてしっているのか。」
ジル「わかった。では昔話をしてやろう。」
アンジュリーゼ「はい。」
ジル「
人間は、平和だの平等だのと呟いておりながら、戦争の歴史を繰り返してきました。
そんな人類に見切りをつけた神様は、人類をマナという魔法が使えるように改造しました。
あとは世界の安寧を見守るだけ…のはずですが、生まれてくるのです。
神様がどんなに遺伝子を操作しても、マナの使えない古い遺伝子を持った突然変異が。
突然変異の発生は人々を恐怖させました。
しかし神様はその突然変異を利用しようと、突然変異は世界のシステムを破壊する存在と言う情報を人々に植え付けました。
そして今に至ったのです。
しかしその間、マナの使えない古い人類の生き残りである古の民は、自分達の居場所を取り戻すべく何度も神様に挑戦しました。
長きにわたる戦いの末、彼らは神様の兵器・ヴィルキスを奪うことに成功したのです。
しかしそのヴィルキスは彼らには操縦できませんでした。
虫けら達が使えないようにプロテクトがかかっていたからです。
そして、ガリア帝国の皇女であるアレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツは、10歳の時にノーマであることが発覚し、このアルゼナルに送られました。

アンジュリーゼ「そのアレクトラは、10歳の時に病死したと聞きましたが。」
ジル「
それは嘘だ。
皇女を誰もノーマと思いたくないからな。
アレクトラは、普通のメイルライダーとしてドラゴンを殺し続ける日々を送っていました。
そして、神の領域に踏み込むことになります。
古の民達は、アウローラでヴィルキスを運び、アルゼナルにやってきました。
アルゼナルの隊員の中に、ヴィルキスを操縦できる者はいないか、彼らはそう尋ねてきました。
私は、元皇女なのでヴィルキスが操縦できるのではと答えました。

アンジュリーゼ「今、私と言いませんでしたか?」
ジル「
口が滑ったか…。アレクトラとは私のことだ。
私は、付けていた指輪によってヴィルキスを動かすことに成功します。
そして古の民達と
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