妖精vs.冥府
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て・・・
「何、ならばシリルに道案内をさせればいい。それでことは足りるはずだ」
歯痒い思いをしていると、エルザさんがナイスな意見をくれる。そっか!!それなら住所がわからなくても、何の問題もないや!!
元議長の元には俺が道案内をすることでケリがつき、マスターの指示でそれぞれの元評議院の住所にいくメンバーが選出される。
「ロキとシリルの情報から、五名の元評議院の住所が判明した。まずはチームで各々の住所にいき、冥府の門から元評議院を守ること。
そして口を堅いと思うが、なるべく情報を引き出せ。他の元評議院の住所、冥府の門、そして狙われる理由。
もしもラクサスたちを襲った者、魔障粒子を扱う者に会ったら、警戒しつつ血液を採取してきな。ラクサスたちを治すワクチンを作れるかもしれない」
ポーリュシカさんの指示にうなずく面々。チームわけは以下のように決定した。
ナツ、ルーシィ、ウェンディ、ハッピー、シャルル、セシリー
ガジル、レビィ、ジェット、ドロイ、リリー
グレイ、ジュビア
エルフマン、リサーナ
エルザ、ミラジェーン、シリル
選ばれた魔導士たちは身支度を整え、他のギルドの皆さんと同じようにロビーに集まる。全員が見上げる先、そこにはステージに上っているマスターの姿があった。
「敵は冥府の門!!六魔将軍、悪魔の心臓に並ぶバラム同盟の一角!!しかし!!ワシらはその二つを撃破してきた!!
冥府の門も同じように、我々を敵に回したことを後悔するだろう!!」
拳を掲げ、仲間を鼓舞するマスター。俺たちは彼のその熱い想いに同意し、真剣な眼差しを送り続ける。
「仲間がやられた。それは自身の痛み。仲間から流れた血は我が体から流れた血と同じ。その痛みを、苦しみを、闘志と変えて敵を討て!!
我らは正義ではない!!我らは意志で動く!!我らが絆の誇りにかけて、家族の敵を駆逐する!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」
意志を一つに、それぞれが自分が与えられた役割へと動き出す。俺もエルザさんとミラさんと元議長、クロフォードさんの元に行くために動き出す。
「シリル!!」
エルザさんたちの後をついていく俺に、後ろから一人の少女が声をかける。その声で一度足を止め、後ろに振り返る。
「気を付けてね!!」
「うん!!ウェンディもね!!」
愛しい少女が体の前で両手を握り締めながらエールを送る。今回彼女とは別行動を取ることになっている。なので、次会う時までお互い無事でいられるようにと、こちらからも声をかける。
「シリル!!急ぐぞ!!」
「はい!!」
ウェンディに手を振りながら、先をいく緋色の女性と銀
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