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青砥縞花紅彩画
17部分:雪の下浜松屋の場その二
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いますとも。(与九に顔をやり)これ」
与九「はい」
南郷「悪いが履物を頼むぞ」
与九「わかりました。(小僧に声をかける)これ」
小僧「へい」
与九「こちらのお客様の履物を」
小僧「わかりました」 
 小僧履物をなおす。そして与九の側に戻る。その間に弁天と南郷は中央に案内される。
 丁度赤星も戻って来る。そして与九の側に控える。
与九「それではまずお茶でも。下りものの玉露でも」
南郷「もらおうか」
与九「わかりました。(また小僧に顔を向けて)玉露を」
小僧「はい」
 小僧左手へ消える。そして与九はあらためて弁天と南郷に顔を向ける。
与九「今日は何をお求めでしょうか」
南郷「うむ、京染めのお振袖に毛織錦の帯地の類、お襦袢になる緋縮緬緋鹿子等をな」
与九「畏まりました。(別の使用人に対して)これ、それ等を持って来るように」
丁稚「わかりました」
 赤星と丁稚が左手に消える。そして与九は二人に顔を向ける。

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