第一幕その十二
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「絶対にね」
「そうだね、じゃあね」
「まずは」
実際にでした、皆で。
いただきますをしてです、お弁当を食べました。パンもコールドチキンもとても柔らかくてしかも味もとてもよくてです。
ボタンはにこりとしてです、こんなことを言いました。
「ほっぺたが落ちそうだよ、僕」
「美味しくてだよね」
「うん、そうだよ」
だからだとです、カルロスに答えるのでした。
「本当に美味しいから」
「確かにそうだね」
カルロスもボタンの言葉に頷きます。
「このお弁当は美味しいね」
「かなりね」
「いや、パンもいいし」
それにというのです。
カルロスはお弁当に付いていたフォークでコールドチキンを取ってお口の中に入れて味わいつつ言ったのでした。
「鶏肉もいいね」
「そうだよね」
「無花果もあるしね」
デザートのです。
「ジュースもあるから」
「たっぷり楽しめるね」
「いいお昼だよ」
こう言ったのでした。
「じゃあこれを食べて」
「それからだよね」
「リンキティンク王の宮殿に行こう」
「リンキティンク王はね」
その人はといいますと。
「僕は会ったことあるけれど」
「いつも笑ってるんだよね」
「悪戯好きでね」
「そうした人とは聞いてるよ」
「困った人って言う人もいるけれど」
それでもというのです。
「あの人はね」
「明るくてだね」
「面白い人だよ」
「それじゃあね」
「これからあの宮殿に行こう」
「これからね」
こうしたことをお話しつつです、そうして。
皆でお弁当を食べてからでした、皆はあらためてリンキティンク王の国に向かいました。今回の冒険がはじまろうとしていました。
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