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第二十三話 要塞を建設します。
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は持ちたいものね。
二点目として、フェザーン資本に頼る体制から逸脱する。これは、実質今の同盟がフェザーンに首根っこをつかまれている状態であり、いちいち大規模予算を組むにも彼らの意向が必要なのだということがあるから。今回の要塞建設が上手くいったのも、評議会のメンバーがだいぶ根回しを行ったのだということね。
これについては、有力議員を通じて財界に打診して、各惑星での鉱物資源等の再開発を依頼しました。さらに自由惑星同盟の独自の輸送手段を確立するために、国が投資して新会社を建設し、フェザーンを圧迫する方針も打ち出したわ。
最終目標はフェザーン資本に頼らず、同盟だけで取引を完結させること。
これまでフェザーンに対してはだいぶ守勢に回っていたけれど、これからは積極的に攻勢に打って出なくては。
三点目として、相次ぐ戦役で穴の開いた中間層の補充対策。
多産の、それに対しての補助金や減税による奨励、さらに退役した軍属や公務員などの再雇用を通じて、中間層の穴埋めをしていかなくてはならないわ。シルバーさんには現役をサポートしてもらうべく、もうひと働きしてもらいましょう。
四点目として、有力人材の確保。これは自由惑星同盟の将官の質が、帝国に比べて劣っているということ。そのためには、原作では見られなかった女性将官の登用を積極的に測ることとしましょう。女性士官はいるけれど、だからといって将官への道が閉ざされるのは同盟にとっても損失だわ。将官は白兵戦の先頭に立つわけではなく、指揮をする立場。はっきり言ってしまえば、女性将官は男性将官と同じくらい能力があるはずなのだから。
確保だけでなく、将来災いとなる者については、早々に始末していかなくてはならないと思っているわ。饐えた腐敗物は周囲の無害な物質まで劣化の色を与えてしまうから。
既にムーアは彼の自宅で私が始末したから、良しとしましょう。極秘裏に開発した超ミクロン単位のロボットに即効性の高血圧を誘発する薬と睡眠剤を仕込んだ針を装備させて、遠隔操作でムーアの首筋を刺したの。
次の標的はフェザーンにいるルビンスキーよ。これもミクロンロボットを数十体、ある輸送船にひっそりと載せてフェザーンに送り込んだからそのうち吉報があるでしょう。後はトリューニヒトとフォークを早めに始末しなくてはならないわね。
悪いけれど、私は自由惑星同盟を活性化しなくてはならない。そのためになら何十人も不要な人を殺すつもりでいるわ。
自由惑星同盟 統合作戦本部――。
要塞建設に当たって、ブラッドレー大将は建設責任者として、ドーソン中将を総責任者に任命した。後方支援の権化として一部の生徒たちからは「じゃがいも士官」と揶揄された彼であったが、莫大な資材、資金を使用しての建設では、資材、人員の無駄のな
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