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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第6話
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するとそれぞれの砲口をバルヘイム宮に向けている”グロリアス”が映った!

「あの紅い戦艦はユミルの時にも現れた……」

「――――かつて結社が所持していた最大級の兵器―――”紅の箱舟グロリアス”ですわね。」

「そ、それより……バルヘイム宮に砲口を向けているけど……まさか……!」

「―――エレボニア帝国に対する”報復”の一つ――――バルヘイム宮の爆撃ね。」

グロリアスを見たフィーとシャロンは真剣な表情をし、トワが表情を青褪めさせ、目を細めたセリーヌが呟いたその時グロリアスは一斉に砲撃を行ってバルヘイム宮を崩壊させた!



「ああっ!?」

「そ、そんな……バルヘイム宮が…………」

「クッ…………!」

「クソッ!よりにもよって”結社”から奪い取った戦艦で砲撃するとか、貴族連合に協力している”結社”に対する皮肉のつもりか!?」

崩壊するバルヘイム宮の様子を見たアリサは声をあげ、エリオットは悲痛そうな表情をし、ラウラは唇を噛みしめ、トヴァルは厳しい表情で呟き

「…………ッ………!申し訳ございません、殿下……!アルバレア公爵家の暴走によって、このような事に………っ!」

「―――何度も言っているように君の責任ではないよ。それより今は父上達の救出が先だ。」

「陛下達の身柄を確保する為に現れる援軍の領邦軍が駆け付けてくるまでに陛下達を早急に救出し、こちらも撤退します!エマさん、お願いします!」

ユーシスに謝罪されたオリヴァルト皇子は静かな表情で答えた後決意の表情になり、号令をかけたクレア大尉はエマに視線を向け

「はい!」

エマはその場で詠唱をして転移魔術を発動した。

「みんな、気をつけてね……!」

「絶対に全員無事で帰ってくるんだよ……!」

「はいっ!!」

そしてトワとジョルジュの応援の言葉にアリサ達が頷いたその時、エマの転移魔術によってアリサ達は地上へと転移した!



〜カレル離宮〜



「それじゃあ手筈通りB班は援軍で駆けつけてくる領邦軍の相手を頼むわ!―――トヴァル、”死線”!その子達をしっかり守ってあげてよ!」

「ああ、任せとけ!」

「――――お嬢様や皆様はわたくし達が必ず守りますので、サラ様達は陛下達の救出に専念してください。」

「ミルモ、お願い!!」

「力を貸してください、ヴァレフォルさん!!」

地上に転移し終えたサラ教官は陽動班に指示をした後陽動班と共に戦うトヴァルとシャロンに視線を向け、アリサとエマはそれぞれミルモとヴァレフォルを召喚した。

「ええ!―――A班、行くわよっ!」

「おおっ!!」

「父さん、もうすぐ助けるから無事でいてくれ……!」

そしてユーゲント三世達を救
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