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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第6話
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ゼイド子爵の指示によって通信士が端末を操作するとモニターにエリゼが映った!
「あ……っ!エリゼ……!」
「エリゼお姉様……!エリスお姉様の救出は無事成功したのですのよね!?」
「―――はい。今エリスに代わります。」
エリゼの登場にアリサは声をあげ、セレーネの言葉に頷いたエリゼは通信をエリスと代わった。
「―――お久しぶりです、皆様。今まで御心配をかけてしまい、本当に申し訳ございません。」
「エリスお姉様……!」
「フフ、無事で何よりよ。」
「……父がユミルに猟兵を差し向けた事、本当にすまなかった……俺がもっと早く父を止めていれば男爵閣下も傷を負う事無く、ユミルは平穏に保たれ、お前も誘拐されずに家族と離れ離れになる事も無かったかもしれないのに……」
エリスが映るとセレーネとサラ教官は明るい表情をし、ユーシスは頭を深く下げ
「ユーシスさん…………」
ユーシスの行動にエリスは複雑そうな表情をしていた。
「エリス君、父さん達はまだカレル離宮にいるんだよな!?」
「!はい!陛下達やレーグニッツ知事閣下はカレル離宮の”式典の間”にまだいらっしゃいます!どうか陛下達の救出をお願いします……!」
その時血相を変えたマキアスの問いかけに我に返ったエリスは必死の表情でアリサ達に伝え
「ああ、後は私達に任せてくれ。」
エリスの嘆願にオリヴァルト皇子は静かな表情で頷いた。
「はい……!」
そしてモニターにはエリスから再びエリゼへと代わった。
「―――エリスを救出した以上、メンフィル軍はもうカレル離宮や帝都には用はありません。先程”蒼の深淵”と戦っていたプリネ姫達や帝都や宮殿内で戦闘を繰り広げていたメンフィル軍もバルヘイム宮や帝都からの撤退を終えたとの報告が入りましたので、リフィア殿下達が戻り次第メンフィル軍はカレル離宮と帝都から撤退する手筈になっています。カレル離宮周辺の戦況はゼルギウス様達の獅子奮迅の活躍によって、私達が撤退する頃には領邦軍は”全滅”する可能性が高いでしょうが、私達が撤退をすれば援軍の領邦軍は総力をあげてユーゲント陛下達を確保しようとして来るはずです。ユーゲント陛下達を救出をするのならば急いでください。」
「了解した。忠告、感謝する。」
エリゼの言葉にアルゼイド子爵は頷き
「―――それでは私はこれで失礼します。皆さんの武運を心から祈っています。」
エリゼはアリサ達に応援の言葉をかけて、通信を切ってモニターから姿を消した。
「!艦長、帝都上空にいるメンフィル軍の戦艦の一部に動きがあります!」
「―――モニターに映してくれ。」
「ハッ!」
アルゼイド子爵の指示によって船員達が端末を操作
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