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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第4話
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絶句し、ミリアムは驚き、マキアスは表情を青褪めさせ、シャロンの言葉に頷いたトヴァルは重々しい様子を纏った。



「…………報告感謝する、プリネ姫。所でプリネ姫は今回の襲撃に参加するのかい?」

「ええ。今からバルヘイム宮の謁見の間に私が率いる飛行艇の部隊が突撃して、”蒼の深淵”と剣を交える事になっています。」

「え……ね、姉さんとですか!?一体何故プリネさん達が姉さんと戦うんですか……!?」

オリヴァルト皇子の質問に答えたプリネの話に驚いたエマは信じられない表情で尋ねた。

「”時間稼ぎ”の為です。」

「”時間稼ぎ”……?一体何の為に時間を稼ぐんだ?」

プリネの話が理解できなかったガイウスは不思議そうな表情で質問し

「今回の作戦の”本命”――――エリスさんの救出に気付いた彼女を”足止め”する為の”時間稼ぎ”です。」

「……なるほど。メンフィルの狙いに気付いた”蒼の深淵”がそっちよりも早くエリスを確保する事を警戒しているんだ。ちなみにどんなメンバーで”蒼の深淵”に挑むの?」

説明を聞いて理解したフィーは真剣な表情で尋ねた。



「”蒼の深淵”に挑むメンバーは私とお母様、ツーヤとエヴリーヌお姉様、そしてレーヴェです。」

「ええっ!?ツーヤお姉様やエヴリーヌ様に加えて、ペテレーネ様とレオンハルト教官もですか!?」

「ヴィータにとっては悪夢のようなメンバーね。どう考えてもヴィータ一人じゃ、抑え切れない……というか下手したら殺されるんじゃないかしら?」

「”魔徒の円舞(サヴァント・ヴァルス)”で強化したグリアノスがいても、結果は変わらないでしょうね……」

クロチルダと剣を交えるメンバーを聞いたセレーネは驚き、セリーヌとエマはそれぞれ複雑そうな表情をしていた。



「―――それでは私も今から作戦を開始しますのでこれで失礼します。皆さんがユーゲント陛下達を無事救出できる事……心から祈っています。」

「―――帝都方面に全速発進!これよりカレル離宮に向かう!」

「イエス・キャプテン!!」

そしてプリネの通信が終わると同時にアルゼイド子爵の指示によって、カレイジャスは全速力でカレル離宮に向かい始めた!
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