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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第515話】(18禁)
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で乾かす。


「えへへ、こうしてるとルームメイトだった頃を思い出すね」

「そうだな、まあ……シャルはあのときは自分で髪を乾かしてたが」

「うん。 ……あ、もう大丈夫だよ、ありがとう♪」


 くるりと振り返るシャル、着ていたワンピースがふわりと舞い、爪先立ちになると首に腕を回し、シャルから唇を交わしてくる。

 恋人同士がするような口付けを交わす――そして、唇を離すとシャルは笑顔で話す。


「えへへ、ヒルト……今日一日、凄く楽しかったよ♪ ……こ、腰は少し痛いけど、ね」


 そう言い、さっきまでの行為を思い出したのか頬に手を当てて恥ずかしがるシャル。

 ――まあさっきまでの行為でベッドが激しく乱れてるが。

 とはいえ、俺自身もそれだけシャルを求めたのは事実だ――正直、初めて未来とした時よりも、シャルの方が求めたかも。

 時間は八時半――。


「じ、じゃあ……ヒルト。 ……えと、おやすみ……♪」

「あ、あぁ。 ……おやすみ、シャル」


 そう言い、部屋を出ようとドアノブに手をかけたシャル――だが、開けずにもう一度寄ってくると。


「ヒルト……夢のような一時だったよ? ……僕、凄く嬉しかったから。 ありがとう……また、しようね……?」

「ああ、次は……外でするか?」

「……ば、バカ……。 ……良いよ? ひ、ヒルトとなら……僕は」


 真っ赤になりながらそう告げるシャル――額にかかる前髪をわけ、俺は額にキスをする。


「あ、後でメールするからね。 ヒルト、おやすみっ」


 恥ずかしさからかシャルは赤くしながら部屋を出ていった。

 ふと訪れる静寂が、一抹の寂しさを生む。

 窓を空け、空気の入れ換えをし、新しいシーツをベッドに敷いていると携帯が鳴り響いた。

 相手はシャルだ、それも画像付きの――画像を開くと、寝間着の白猫パジャマを着、ラウラとツーショットで映っていた。

 一方のラウラも、黒猫パジャマを着ている――仲が良いなと思い、文面を見ると。


『えへへ、猫さんだよー♪ 今度、この格好で部屋に行くからねー♪ おやすみ、ヒルト♪』


 ……猫パジャマで来るのは色々な意味で目立つ気もするのだが――と、ラウラからもメールが届く。


『すまないヒルト、今日一日私は忙しくて連絡はおろか、会うことすら出来なかった。 ……私を、嫌いにならないでほしい』


 ……不安なのか文面だけでわかる、無論嫌いになる理由はないのでそう返信を返すと直ぐ様返信が返ってきた。


『うむ、わ、わかっていた。 私は夫だからな、うむ』


 ――文面が強がりに見える、因みに嫌いと返してみたら半泣きで部屋に訪れ
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