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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第3話
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報告を聞いたエイリークは不思議そうな表情で首を傾げた。
「ハッ。エリス嬢の救出作戦に自分達も関わらせて欲しく、ユミルに駐屯しているメンフィル皇族との面会を求めていると仰っています。いかがなさいますか?」
「エリスさんの?…………わかりました。ただし、同行者は二人までで面会する間は自分達の武装を私達に預けて頂く事を伝えてください。」
「御意。」
その後オリヴァルト皇子がアルゼイド子爵とセレーネを同行者にして、ゼトを始めとしたメンフィル兵達を背後に控えさせたエイリークとの面会を始めた。
「夜分遅くでありながら、急な面会に応じて頂き誠にありがとうございます、エイリーク皇女殿下。」
「―――こうして顔を合わせるのはリウイ祖父上とイリーナ様の結婚式以来ですね、オリヴァルト皇子。メンフィルとエレボニアの関係がここまでこじれてしまっての再会は個人的には非常に残念に思っています。」
「いえ……これも全て私達の不手際ですので、皇女殿下がお気になさる必要はありません。謝罪が遅くなりましたが、今この場を借りてエレボニア皇家を代表させて謝罪の言葉を申し上げさせて下さい。我々エレボニア皇家の不甲斐なさによって、貴国まで内戦に巻き込んでしまい、誠に申し訳ありませんでした…………」
エイリークの言葉に対し、オリヴァルト皇子は静かな表情で答えた後頭を深く下げ
「………………セレーネさんに関しましては一応”初めまして”になりますね。ユミルでは満足な挨拶ができずに去ってしまい、申し訳ありません。」
オリヴァルト皇子の謝罪を目を伏せて黙って聞いていたエイリークは重苦しい空気を変える為にセレーネに視線を向けた。
「い、いえ。エイリーク様達がご多忙の身である事は理解しておりますので、どうかお気になさらないで下さい。」
エイリークに視線を向けられたセレーネは緊張した様子で答えた。
「それで……私に何の御用でしょうか?何でもエリスさんの救出作戦に関わらせて欲しいとの事ですが……」
「はい。リグレ候の話によるとメンフィル軍は近日中にヘイムダル、バリアハート、オルディスに襲撃し、それらの襲撃によって貴族連合軍が混乱している間にカレル離宮にいるエリス嬢を救出するとの事。その際に私達を同行させて頂きたいのです。」
「……一体何の為でしょうか?」
「エリス嬢と共にカレル離宮に幽閉されている父上――――ユーゲント三世を始めとしたエレボニア皇家の者達とレーグニッツ知事を救出する為です。皇帝であるユーゲント三世を救出する事ができれば、貴族連合軍に”大義名分”を失わせる事ができ、内戦の終結を早める事ができると判断しました。」
「勿論同行させて頂くからには私達もリフィア殿下達と共にカレル離宮にいる近衛軍と剣
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