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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2話
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「―――なお、”パンダグリュエル”制圧後はパンダグリュエルの貴賓室に幽閉されているアルフィン皇女を”確保”する予定になっている。」
「え…………」
「な―――――」
パントの口から出た驚愕の事実にルシア夫人は呆け、シュバルツァー男爵は絶句し
「アルフィン殿下がパンダグリュエルに幽閉されているだって!?」
「リグレ侯爵閣下!その話は本当なのでしょうか!?」
マキアスは驚きの表情で声をあげ、ラウラは血相を変えて尋ねた。
「ああ。諜報部隊によれば内戦で占領した地域にアルフィン皇女が顔を出して声を掛けさせることで民達の反発を防ぐ為らしい。」
「―――つまりアルフィン皇女はカイエン公爵の”傀儡”として現在、パンダグリュエルに幽閉されているのです。」
「チッ、皇族を味方にしている事で自分達に”大義”がある事を民達に知らしめる為か……!」
「殿下を傀儡にし、利用するなど不敬にも程があるぞ……っ!」
パントとルイーズの話を聞いたトヴァルとラウラは厳しい表情をし
「…………リグレ侯爵閣下。先程アルフィン殿下を”確保”すると仰いましたが、アルフィン殿下をどうなさるおつもりなのですか……?」
「あ…………」
クレア大尉の質問を聞いて仲間達と共にアルフィン皇女がメンフィルによって幽閉の身にされる可能性が高い事に気付いて我に返ったアリサは心配そうな表情でパントたちを見つめた。
「―――少なくてもアルフィン皇女に危害を加えない事はこの場で確約できる。アルフィン皇女の”今後”についてはシュバルツァー兄妹救出後レン皇女殿下がオリヴァルト皇子に接触してエレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する条件を開示し、その際に伝える予定になっている。さあ、そろそろ行きたまえ。オリヴァルト皇子達が首を長くして君達を待っている。」
「皆さんを”カレイジャス”の甲板まで送る為に外に竜騎士達を待たせてありますので、準備ができたら彼らに声を掛けてください。」
その後荷物を纏めたアリサ達は竜騎士達にカレイジャスの甲板まで送ってもらい、オリヴァルト皇子達と再会した後情報を交換した。
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