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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2話
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情で答え

「な―――――」

「ヘイムダルとバリアハートに加えて、オルディスにも襲撃して制圧するだって?」

「し、しかも貴族連合に加担している貴族の当主達を”処刑”って……!」

「それにアルバレア公爵夫妻を拘束して本国に更迭すると仰っていましたが……本国に更迭されたアルバレア公爵夫妻はどうなるのですか?」

驚愕の事実にラウラは絶句し、マキアスとエリオットは信じられない表情をし、ガイウスはユーシスを心配そうな表情で見つめた後真剣な表情で尋ねた。



「”既に公開処刑されたルーファス・アルバレア”同様帝都ミルスで”公開処刑”をする予定になっている。」

「…………ぇ………………」

「ほえっ!?さっき拘束したユーシスのお兄さんをもう処刑したの!?」

「………やっぱりヴィータに約束させた取引―――――ルーファス・アルバレアとリィンとエリスの身柄交換をするつもりは最初からなかったのね。」

パントの口から出た驚愕の話にユーシスは呆然とし、ミリアムは驚き、セリーヌは厳しい表情でパントたちを睨んでいた。



「あに……う……え…………う……くっ…………」

「ユーシス…………」

床に崩れ落ちて声を押し殺して泣き始めたユーシスをガイウスは辛そうな表情で見つめ

「……ッ!何でそんなあっさりと殺したのよ!?ルーファス卿は”貴族連合”の”総参謀”よ!?一般兵や将校は絶対に知らないアンタ達の知りたい情報だってたくさん持っていた上利用価値もあったでしょうに、何で殺したのよ!?」

ユーシスの様子を唇を噛みしめて見つめたサラ教官は怒りの表情でパントたちを睨んで声を上げた。

「ルーファス・アルバレアは本国に更迭後自白剤によって自身が持ちうる情報を全て吐かされている。それにルーファス・アルバレアの公開処刑は最初から決定していた。」

「……なるほど。言葉通り”用無し”になったから、処刑したんだ。……それでリィンはどうやって助けるつもりなの?」

パントの答えを厳しい表情で聞いていたフィーは質問を続けた。



「彼はエリス嬢救出後に戦艦と飛行艇の部隊で”パンダグリュエル”を包囲した後リウイ陛下を始めとした精鋭部隊がパンダグリュエルに侵入し、内部にいるメンフィル兵達と連携を取って艦内の兵達を殲滅してパンダグリュエルを制圧後、解放する予定になっている。」

「ええっ!?パ、”パンダグリュエル”を制圧!?」

「旗艦であるパンダグリュエルの制圧、帝都が襲撃された挙句バルヘイム宮が爆撃され、更に”五大都市”であるバリアハートとオルディスが制圧されたとなると、貴族連合にとって相当な痛手になるでしょうね……」

パントの話を聞いたエリオットは驚き、シャロンは真剣な表情で呟いた。

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