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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第238話
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から、そちらもどうか気を付けて……!」

クロウの言葉に答えたスカーレットに視線を向けられたリィンは頷いた。



「クカカ……それじゃあ始めようぜ、ゾクゾクする”死合”をよ!」

「あんたが例え”影の国”のように俺達の記憶から再現された存在でも師匠(せんせい)より受け継ぎし”活人拳”であんたの邪拳を何度でも打ち砕く!」

「貴方と手合わせするのはこれで最後になるでしょうね。互いに悔いが残らないように最初から本気で行くから、覚悟しなさい。」

「ウフフ……それじゃあボク達も本当のリターンマッチといこうか、遊撃士のお姉さんたち♪」

「望む所よ……!」

「湿地帯であの騎士達から受けた”借り”も纏めて全部あんたに返させてもらうよ!」

「俺達クロスベルの遊撃士の底力、見せてやる!ヴェンツェル、行くぞ!」

「ああ、任せろ!」

「………………」

「……かつての仲間として……そして元七耀協会の騎士としてあたしの手で貴方をV(ヴァルカン)の元へと送ってあげるわ―――G(ギデオン)!」

ヴァルターとはジンとキリカが、カンパネルラとはエオリアを含めたクロスベル所属の遊撃士達が、ギデオンとはスカーレットが対峙してそれぞれ戦闘を開始し

「さあ、行きますよ、ナハト!先輩方に少しでも早く追いつくために私達の手で一人でも多くの猟兵達を倒しますよ!」

「ちょ、ちょっと、クロエ?幾ら亡霊や悪魔に効果的な武器を持っているとはいえ相手は仮にも百戦錬磨の”猟兵”なんだから、そんな魔獣を倒す感覚で挑まないで……って、ちょっとは僕の話を聞いてよ!?」

ナハトは猟兵達に突撃するクロエを追って行き、他の遊撃士達と猟兵達との戦闘を開始した。



そしてリィン達はエオリア達がカンパネルラ達と戦闘をしている間に駆け抜けて昇降機に乗って上へと上がり、次の階層に到着すると探索を再開した。





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