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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第237話
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探索を再開したリィン達は再び広間に出た。すると一部の人物達にとっては聞き覚えのある少年の声が聞こえてきた。
〜真・煌魔城〜
「ウフフ……”教授”達を相手にしてきたわりには全然消耗していないね。さすがは”空の女神”率いる精鋭部隊って所かな?」
広間に待ち構えていた少年――――結社の”執行者”―――”道化師”カンパネルラは口元に笑みを浮かべてリィン達を見つめていた。
「男の子の亡霊……?」
「一体何者だ……?」
「先程の”蛇の使徒”を知っているという事は恐らく”結社”の関係者だろうな……」
カンパネルラを見たゲルドは不思議そうな表情をし、ラウラの疑問にリィンは真剣な表情で答え
「あっ!!」
「”執行者”No.0――――”道化師”カンパネルラ……!」
「”怪盗紳士”がいた時点で予想はしていたが……やはりいたか。」
エステルは声をあげ、シャロンは血相を変え、レーヴェは目を細めてカンパネルラを睨んだ。
「ええっ!?じゃ、じゃああの人も結社の……!」
「確か”道化師”は”福音計画”にも”見届け役”とやらで参加していたそうですが……」
「ミントちゃん達はグロリアス制圧作戦の時に会ったんだっけ?」
「う、うん。でもあの時と違って失った片腕もあるよ……」
カンパネルラの正体を知ったエリオットは驚き、プリネは真剣な表情で呟き、ツーヤに訊ねられたミントは不安そうな表情で答えた。
「”道化師”はクロスベルで死んだって話だが……」
「ええ。その人は私とハイシェラ、エオリアさんで討ち取りましたよ。」
厳しい表情をしているトヴァルの言葉にリタは答え
「エオリアまで”道化師”の殺害に関わっていたの!?あんたは”使徒”に一体どういう教育をしているのよ?」
「何故そこで俺を責める……―――それ以前に敵を殺すのは俺達の世界では当たり前だ。ましてや世界中から命を狙われている”神殺し”である俺の”使徒”ならば、そのくらいの覚悟はあって当然だ。」
「セリカ……」
「…………」
リタの答えに血相を変えたサラ教官は責めるような視線でセリカを見つめ、見つめられたセリカは呆れた表情で答えた後静かな表情で呟き、サティアは辛そうな表情でセリカを見つめ、ロカは重々しい様子を纏って目を伏せて黙り込んでいた。
「だからといって君達の世界の常識を僕達の世界に押し付けないで欲しいよ。―――お陰で僕達がそのとばっちりを受ける事になったんだよ?」
「ミント達に仕返しするつもりなの!?」
口元に笑みを浮かべながらも目は笑っていないカンパネルラを見たミントは警戒した表情をし
「くふっ♪お前みたいな雑魚がたかが一人でエヴリーヌ達
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