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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第235話
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「フハハハハハッ!まさかクローディア姫殿下もこの場に姿を現すとは!それに”福音計画”の際に我らに立ち向かった勇敢なるリベールの戦士達も共に姿を現すとは、最高の舞台ではないか!ならばこちらも相応の歓迎をしなければならないね。」

ワイスマンが怒鳴っている中、酔いしれた様子で高々と笑っていたブルブランが口元に笑みを浮かべて指を鳴らすと猟兵の姿をした亡霊達が現れた!

「りょ、猟兵の亡霊……?」

「む、奴等は確か”リベールの異変”の時に剣を交えた猟兵共……!」

「―――”福音計画”に投入された”結社”の強化プログラムを受けた猟兵達か。」

「”福音計画”という事は2年前の”リベールの異変”で死んだ人達ですよね?その人達が”冥き途”に来ずにこんなにもこの世に残っていたなんて……!」

「みんな……まとめて……冥き途に……招待……しないと……」

「いや、今はそんなことをしている暇はないでしょ……」

猟兵の亡霊たちの登場にセレーネが不安そうな表情をしている中、猟兵達の正体に気づいたリフィアとレーヴェはそれぞれ厳しい表情をし、リタは驚き、静かな表情で呟いたナベリウスの言葉を聞いたマリーニャは疲れた表情で指摘した。

「確か”福音計画”に投入された強化プログラムを受けた結社の猟兵達は1名を除いて全員メンフィルによって殺害されたとの事ですが……」

「彼らも”教授”同様この世に未練を残して、今までこの世を彷徨っていた所を”鉄血宰相”に”この世界の真実”を打ち明けられて”鉄血宰相”の企みに加担することにしたのでしょうね。」

「チッ、目的の為に手段を選ばないのは相変わらずだな。」

(宰相閣下……)

シャロンとクロチルダの会話を聞いていたクロウは舌打ちをして厳しい表情をし、クレア大尉は複雑そうな表情をしていた。



「クク、それでは始めようではないか、双界をかけた戦いの序章を!」

そしてブルブランが高々と叫んだが

「フッ……どうやら勘違いをしているようだね。リベールの精鋭部隊は”これだけではない”。」

「何……?」

口元に笑みを浮かべて呟いたリシャールの言葉を聞くと眉を顰めた。するとその時リシャール達の背後からいくつかの小型の手榴弾が現れて猟兵達の足元に転がった。



「へ――――」

「え――――」

突然の出来事に猟兵達が呆けたその時手榴弾は爆発して猟兵達を怯ませた。

「今よ!猟兵達を攪乱しなさい!」

「イエス・マム!!」

するとその瞬間リシャール達の背後から現れた黒い軍服を身に纏った女性が黒装束の兵士達に指示をし、兵士達はそれぞれ怯んでいる亡霊達を攻撃して攪乱した!



「黒い装束の兵士達……?」

「あの兵士達は確か情報部の
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