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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第234話
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かにあたしがリウイと一緒に破壊したわよ!なのに何でその姿になれるのよ!?」
ヨシュアの答えを聞いたサラ教官は信じられない表情をし、トヴァルの疑問にエステルは頷いた後ワイスマンを睨んだ。
「ユリスの持つ力―――”負”の力によるものです!」
「それは一体どういう事なんだ!?」
「エレボニア存亡会議の時にも説明しましたがユリスは憎しみや恨みと言った他者を害したいという”感情”の集合体……そして”感情”は”人の記憶”によって生まれるもの―――つまりあの者があの姿になれたのは”記憶の再現”によるものです!」
「き、”記憶の再現”だけであんな事までできるんですか!?」
「信じられない……!”記憶の再現”なんて”零の至宝”が持っていた力―――因果律の操作も関わっている事になるわよ!?」
「幾らなんでも非常識過ぎなの〜!」
「そうね……因果操作は”神”をも超える領域の力よ。」
「神々でも不可能と思われる”奇蹟”が”負”の力によって起こるなんて……!」
(そんな……下手をしたら”ラウアールの波”よりも強力かもしれない……!)
アドルの疑問に答えたエイドスの説明を聞いたナユタとクレハ、ノイはそれぞれ信じられない表情で声を上げ、ノイの言葉にサティアは真剣な表情で頷き、ロカは厳しい表情をし、ゲルドは不安そうな表情をしていた。
「ハハハハハハハハッ、その通り!そして我々は宰相殿から宰相殿が掌握した”ユリス”の力の一部を分け与えられた事によって先程のような事もできるという事だ!」
「クク……それどころか”鉄血宰相”は”真・煌魔城”自体にもユリスの力による”記憶の再現”の罠が仕掛けられ、お前たちはその罠にまんまとかかったのだ!」
「な―――罠だって!?それは一体どういう事だ!?」
そしてワイスマンの答えを聞いて血相を変えたリィンが問いかけたその時
「待機モード解除………」
何かの機械音が聞こえて来た。
「機械音だと………!?しかもこの機械音はまさか……!」
聞き覚えのある機械音にミュラー少佐が血相を変えたその時!
「システム再起動………再起動完了………座標確認………”真・煌魔城”………下層エリア………領域内に侵入者を確認……これより実体化を行う………」
リィン達の目の前に空間が歪み、膨大な瘴気を纏った漆黒の巨大な人形兵器が現れた!
「人形兵器……!?」
「―――グランセル城地下に眠りし”環の守護者”トロイメライ”か。」
「ハハ、参ったね。初戦が我が好敵手に加えて過去の決戦で戦った強敵ばかりだなんて、先が思いやられるね………」
人形兵器の登場にクレア大尉が驚いている中、人形兵器の正体――――トロイメライを知っていたレー
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